オラ! ジョモケンです。
※ スペイン語では単語の末尾にくる“Y”以外は、「ジャ行」の発音になるため、背中に「yomoken」とプリントされているシャツを着ていると、「ジョモケ~ン」と声を掛けられますw

ホンジュラス滞在中の3月3日、その日は、「国際Aマッチデー」(※)でした。

※FIFAが定める国際試合のための日。各クラブチームは、この日は各国代表チームへ所属選手を送り出す義務があるため、各国代表は、ベストメンバーを組むことができる。3月3日、日本はバーレーンとアジアカップ予選を戦っていた。

で、ワールドカップ出場国であるホンジュラスが、この貴重なマッチデーの対戦相手に選んだのは、トルコ代表!

ホンジュラス代表チームは、わざわざ大西洋を渡り、アウェーの地・トルコまで足を運んだ強化マッチ、「トルコ代表vsホンジュラス代表」の一戦、

僕らはホンジュラスのスポーツバーで観戦してきました!

世界一蹴の旅-スポーツバー
ホンジュラス時間お昼の12時にキックオフ


試合開始1時間前の11時にお店に入ったときは、ガラ~ンとしてたんですが、キックオフ直前には、ランチタイムも相まって、店内はぎゅうぎゅう。

このお店は、地元の大衆的な店と言うよりは、食べ物の単価も高い、ちょっと高級感のあるお店。先進諸国ならば、一般的なフランチャイズチェーンのダイニング&バーという感じでしょうが、ここホンジュラスでは、セレブ御用達、と言っても過言ではないでしょう。

そんなお店なもんだから、入ってくる客層も、やはりちょっとアッパーレベル。

隣に座ったホンジュラス人のお兄さんも“英語”で話しかけてきました。


世界一蹴の旅-アンドレス・ルディ世界一蹴の旅-カルロス
さすがは中米・ラテン系、すぐ仲良くなっちゃいます。



スペイン語だと、挨拶程度の簡単な会話しかできない我々ですが、こと英語を話してくれると、俄然深いコミュニケーションが可能になります。
※しかもネイティブじゃない英語だと、僕ら日本人の耳にはスーっと入ってきます。

彼らは3人で観に来ていたので、一緒に集合写真を撮ってみました。

世界一蹴の旅-サッカー応援集合
右から1番目がアンドレス、2番目がルディ、一番左がカルロス



この写真、なんだかプロっぽいカメラを引っさげているおじさんにカメラを渡して、撮影をお願いしたんですが、彼の一眼レフカメラでもパシャリと撮ってくれました。


そしたら、翌日の新聞に・・・・

世界一蹴の旅-翌日の新聞
見事、ホンジュラスの大衆新聞にもデビューしましたww




さて、肝心?の試合はというと、ワールドカップに出場しないトルコ代表にチンチンにやられ、終わってみれば0-2の敗戦。

地元ホンジュラス人たちに色々聞いてみると、「欧州の強豪との試合は、なかなか簡単にはいかないだろう」という意見が大半を占めています。

そんなホンジュラス代表。ワールドカップ本戦、一次グループでは、スペイン・スイス・チリと対戦が決まっています。

ホンジュラス国内では、

「スペインは厳しいだろうが、スイスとチリはなんとかなるんじゃないだろうか?」

という楽観的な予想が一般的。

僕ら、あまりホンジュラスのことを知らない日本人からすると、

「いやいや、スイスもチリも強豪ですから・・・。おたくのグループでは、ホンジュラスが最下位になるのは決定的なんじゃないの・・・?」

と思ってしまいがち。

ただ、それって、我々日本のグループも、世界から見れば同じことなんですけどねww







さて、そんなことを思いつつ、徐々に親密度が深まっていった彼らに、こんなことを聞いてみました。

「あのさ、ホンジュラスでボール蹴りたいんだけど、サッカーやってない?」

と。


そしたら、一番親玉格の雰囲気を出していたルディが、

「毎日フットサルをしてるから、是非来てくれ! 今日は21時からみんな集まるから、20時に宿まで迎えに行くよ!」

とのこと。





そして、ここから時間は、一気に飛んで、夜。

ルディが、スポーツタイプの車で、ブッ飛ばしながら、フットサルコートへ連れて行ってくれました!

世界一蹴の旅-フットサルピッチ



そこで、衝撃の事実!


「ここは、俺が経営しているフットサルコートだ」


!!! ヽ(゜◇゜ )ノ


世界一蹴の旅-コート看板
確かに施設の看板には「Rudy」という名前が




はじめはラテン系の冗談だと笑って流していたんですが、どうやら、周りの誰に聞いても、これはルディの持ち物らしい。

ものすごいボンボンと出会ったもんですw

思えば、あの荒い運転にも合点がいきました。


世界一蹴の旅-フットサル集合写真
プレー開始前に集まった面々と記念撮影


それにしても、即席で集まったホンジュラス人たちも、やったら上手いヤツが多かった。
そのうちの1人はものすごいテクニシャンで、全然ボールが取れない。

見た目はハデではないけど、あんなにうまいヤツは久々。

何と言うか、ドリブルのテンポが独特なのと、身体の入れ具合がうまい。

何回も「股抜き」を喰らいました。

3回くらいやられたところで、「悔しい」という感情は通り越えて、「恐怖」を覚えました (-∀-;)

取りに行っても、股抜きされるから、飛び込めない。

飛び込みたくない、的な。

たぶん、あのままずっとやってたら、サッカー嫌いになりますw

世界一蹴の旅-フットサルプレー中


※壁アリのフットサルなんですが、壁にぶつけたワンツーで、抜いたりと、普段のサッカーとかフットサルの“常識”を覆す選択肢が多くて、特にディフェンス時に困る。

オフサイドがない8人制のサッカーをやったときもパニック状態になったけど、サッカーのルールが根本から崩れてしまうと、身体に染み付いている“常識”を取り払うのが大変・・・。新ルール(概念)に対応した抜本的な守備や攻撃が必要になりますね。




ちなみに、ボンボン・ルディはというと、前線で張ってて、ボールが来たら、力任せのシュート! そして、疲れたら、ピクリとも動きません。

全く持って、ボンボンらしいプレースタイルwww




そんなルディ君、試合終了後は、ちゃんとコートの管理者に、本日の売上を確認して、それが終わり次第、今度は僕らを自宅に招待してくれることに!




「ルディ・フットサルコート」から、スポーツカーでブッ飛ばすこと数分、守衛付のゲートを潜った閑静な住宅街にある、ルディのおうち。

玄関あけたら、すぐに、東芝製の50インチ強のフラット型テレビが視界に飛び込んできました。

やっぱり、金持ちですw


奥さんとお母さんが待ってくれていて、なんと手厚い手料理まで頂いちゃいました!

世界一蹴の旅-ルディ家で集合写真
ルディの頭の後ろにあるテーブルライトは日本風
右から二番目はルディの奥様


ちなみに、弱冠二十歳のルディは、すでに結婚して、14ヶ月の子供までいました・・・。



世界一蹴の旅-俺のバー
リビングの二階には、ルディが“俺のバー”と呼んでいる、バー&ポーカーテーブルまでありました。。。




縁もタケナワ、時計は24時を周り、お母さんと奥さんにお別れし、ルディに家まで送ってもらいました。ちなみに、帰りは「ガスがない」ということで、違う車で送ってもらうことに・・・。(ルディの家は、車が6台あるそうですwww)


もう少しで、僕らのホテルに到着かな?というところで、

「じゃ、いまからバーに行って、飲みなおそう!」

というルディの提案。。

えー、ちなみに平日ですけど??


というわけで、スポーツバーに到着し、昼間一緒にサッカーを観たアンドレスとも再合流。

世界一蹴の旅-〆のバーアシシ世界一蹴の旅-〆のバーヨモケン

いい感じで酔っ払いました


代表チーム観戦に始まり、日中はサッカー協会訪問(※)、世界で球蹴り突撃となりの晩御飯、そして、最後は現地のスポーツバーで〆め。ちゃっかり、現地メディアデビューも果たしちゃったし。

いくらなんでも、濃すぎる一日でした。

※ちなみにこのエントリーでは省略した、ホンジュラスサッカー協会訪問は、次回エントリーに登場します!






いまさら言う事でもないんですが、

本当にサッカーボールのチカラってすごい。

普通、こんな展開ありえないですからっ!


世界中を旅していて、こんな事だらけなので、僕らも不感症になっていて、フト気づくと流しがちですが、

このうちの1つだけでも十分な旅の思い出になり得ますよね。

1日にこんなにたくさんの経験が出来ちゃっている幸せをもっと噛み締めないと!




さらに、このご時勢、こうやって知り合った仲間たちとインターネットを使って簡単にコミュニケーションが継続できる、ということもすごい。

ホンジュラスでも、みんな若い連中は、携帯やPCでFacebookとかやってますからね。

これぞ、21世紀型の旅のスタイルかと。



そんなインターネットとサッカーボール駆使したコミュニケーションで旅を満喫する、「世界一蹴の旅」は今日も続きます。

今後もご期待ください!!






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