ケ グアイ!アシシです。
※ケ グアイとはスペイン語で「かっこいい」という意味です。
さてみなさん、いきなりですが質問です。
パラグアイのプロサッカーリーグ(2部も含む)に所属する元Jリーガーは何人いると思いますか?
答えは・・・・
なんと5人もいるんです!
※サッカープラネットの代理人の方から教えて頂いた数字です。
そんなに多くの日本人プレーヤーがいるパラグアイまで来て、その選手達を突撃訪問しないわけにはいかないでしょ、ということで、パラグアイ入国前から様々な伝手をたどって、元Jリーガー5人のうち、3選手とお会いする機会を得ることができました。
左からヨモケン(Libero)、新村純平選手(元ヴェルディ)、小澤英明選手(元アントラーズ)、遊佐(ゆさ)克美選手(元サンフレッチェ)、アシシ(Libero)、パラグアイのツネ様こと高砂さん(南米サッカー連盟)。
午前の練習をそれぞれのクラブで終えた後、首都アスンシオンに集まって頂き、ランチをご一緒させて頂きました。3選手ともそれぞれの経緯があってJのクラブを退団し、新たな活躍の場を求めてパラグアイにやってきています。
パラグアイのプロリーグ、リーガ・パラグアージャと聞いてもピンとこない人が多いかもしれませんが、国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が出している2009年の世界サッカーリーグランキングでは、16位に付けています(日本のJリーグは28位)。
南米に限れば4位のブラジル、7位のアルゼンチンに次いで3番手につけるプロリーグなんです!(ベスト100の全順位はこちら)
また、サッカー通の人ならご存知の通り、2001年に廣山望選手がセロ・ポルテーニョに移籍してスタメンの座を獲得し、リーグ優勝を成し遂げた実績があり、パラグアイ人の中でJリーグから移籍してくる日本人選手の印象が良いそうです。
かつ、リーガ・パラグアージャには外国人登録枠というものがなく、日本人選手が助っ人扱いされません。
そういった意味で、日本人が海外リーグに挑戦するための好条件が揃っているリーグと言えます。
2時間程お話しさせて頂き、ランチはお開きになったんですが、なんとその日の夜、何の約束もしてないのに、小澤英明選手とまたお会いして、おうちで夕飯をご一緒させて頂きました!
軽く経緯を説明しますと、ここアスンシオンでは、先日イースター島で偶然お会いしたシニアボランティアの方のおうちに僕らLiberoはお世話になってるんですが(過去日記参照)、なんとその同じマンションに小澤選手が住んでいることが発覚し、夕飯直前に無礼にもピンポンを鳴らし、「今日のうちの夕飯はおでんとカレーライスですが、一緒に夕飯どうですか?」と和食を釣り材料にしてお誘いしたら快諾してくれた、というわけです。ちなみにおでんとカレーは当然ですが僕らが作ったわけではなく、シニアボランティアの方に作って頂きました。もうこういった偶然に巡り合うことに驚かなくなりましたw
ということで、お母さんの味がする和食をご馳走になりながら、ソファーでまったりしつつ、小澤選手と3時間以上、談笑させて頂きました。
まず、このブログを読んでいる方で、小澤英明選手(35歳)について詳しく知らない人の方が多いと思うので、彼の経歴をざっと説明します。
ポジションはゴールキーパーで、アトランタ五輪の代表候補に選ばれた実績があります。鹿島アントラーズで背番号1を6シーズンつけていましたが、契約更新のオファーを断り、今年1月7日、移籍先が正式に決まっていない状態で、奥さんと2人の子供を日本に残し、南米に独りで渡ってきた選手です。
海外挑戦の経緯を更に詳細に知りたい方はこのブログを読んでください。
1月7日の離日タイミングでサポティスタなどで取り上げられ、ニュースにはなってましたが、その後、練習に参加していたスポルティボ・ルケーニョとの契約の進捗状況を伝えるニュースはゼロ。
恐る恐る、彼にその後の契約状態を聞いてみました。
回答は・・・
屈託のない笑顔で、「もう決まりましたよ」とお答え頂きました!
「あとは書類関連の手続きが流れ作業であるだけで、それが完了すれば試合に出れます」とのこと。
はい、日本のメディアのみなさん、僕が代わりに報道しちゃいましたよー(・∀・)
彼の所属するスポルティボ・ルケーニョは1月31日に行われた開幕戦でスポルト・コロンビアに2-3で負けたのですが、その3失点のうち1失点は明らかにGKのミスだったようです。
これは彼が出場する日も近いのではないでしょうか?
それにしても35歳という年齢で、日本での安住の場があったにもかかわらず、それを固辞してまで、子供の頃からの夢を追い掛ける姿は正直、眩し過ぎます。
僕みたいな三十路独身男性が「人生は旅だもんねー」とかいって、仕事もせずに海外をふらついているのとはワケが違います。
彼には奥さんと子供がいるんです。
家族を養う責任を背負ってのこの挑戦、凄過ぎやしませんか?
そして、そんな挑戦に対してGoサインを出した奥さんに感服です。
僕も将来、そんな寛大なお嫁さんをもらいたいですw
小澤選手はこう言ってました。「日本人GKの中で、海外移籍の成功例はまだないので、僕が第一人者となりたい。チラベルトを輩出したゴールキーパー大国で成功を収めて、最終的には日本代表に選ばれたい」と。
カッコ良すぎはしませんか?(≧∇≦)
僕は思うんですよ。
夢やロマンを追い掛ける上で、時期が遅いとか、無謀だとか、そういう文句は臆病者の言い訳に過ぎないと。
時代の先駆者に逆境はつきものであって、様々な苦難を乗り越えて成功を掴んでこそ、パイオニアと名乗れる資格があるはずです。
「敗者とは、勝負に敗れた者を指すのではない。負けるのを恐れて勝負に挑まない者こそ、敗者である」という格言もあるわけですし、最終的にこの挑戦がどんな結果になろうとも、彼の今後のサッカー人生は成功の実を結ぶと僕は信じています。
彼の果敢な挑戦を僕らLiberoは応援します。
ちなみに小澤選手とはかなり仲良くなったので、彼はこのブログを読んでくれると思います。特にこのエントリーは確実に読んでくれると思うので、彼への応援メッセージをコメントすれば、きっと彼も読んでくれるはずです!小澤選手への応援メッセージをよろしくお願いします!
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