サラーム!アシシです。
※サラームとは、アラビア語でこんにちわ、の意。
茶色と白と水色の国、チュニジア。
7つの世界遺産、地中海の海岸リゾート、南部のサハラ砂漠、そしてスターウォーズのロケ地など見所満載のチュニジアですが、チュニジアを観光する日本人にとって、ひとつだけ問題があります。
それはチュニジアのトイレ事情です。
※お食事中の方は読まない方がいいかとw
それなりのホテル(3つ星以上とか)に泊まれば、ヨーロッパと何ら変わらない洋式トイレが部屋についていますが、現地人も利用するような安宿や、そこらのカフェレストランにあるトイレはこんな感じです。
そう、便座がないんです!(-∀-;)
しかも、取り外された便座がトイレの脇に立て掛けられてたりします。
つまり、チュニジア人は便器の上の便座を敢えて取り外して、用をたすわけです。
それはなぜか?
チュニスの路面電車に乗ってる際に仲良くなったチュニジア人、サム君(21歳)に電車の中で延々と20分くらい聞き込み調査をしてみました。
真因は宗教にあります。
チュニジア人の99%はイスラム教徒です。イスラムには、「汚れは水で浄めよ」という教えがあり、彼らは用をたした後、上の写真の左上についているホースと左手(不浄の手)を使って、便器の上にホースを持ってきて、水で局部を洗います。チュニジア人男性は小をする際も、同様に水で洗います。
その際、便器の上に便座があると、便座も汚れてしまうので、どかしてあるそうです。
サム君曰く、「トイレットペーパーで拭く方がよっぽど汚いと思うけど?」とのこと。
まーそれも一理あるんですが、それ以上に日本人にとっては、トイレの床がいつもビチャビチャなチュニジアトイレは、入るだけでも億劫なんですが。。
局部洗浄後は、洗面所に置いてある石鹸でみんな、丹念に手を洗います。さすがに洗面所で手を洗う作業はチュニジア人みんな、非常に丁寧にやってましたね。
あと、トイレットペーパーを備え付けてないトイレが圧倒的に多いです。
水で洗い終わった局部は、特に乾かしたりせずに、そのままパンツを履いて、パンツの布で乾かすそうです(実際サムがそう言ってました)。
僕的にはここが一番アンビリーバボーでしたヽ(゜ω゜)ノ
だって、洗い終わったといえども、びちゃびちゃの局部にそのまま下着を付けるとか、超気持ち悪いじゃん。。地中海気候だから速攻乾くとでも言うのか。。
ちなみに、他のイスラム圏の国では、水で洗う形式は変わらないのですが、トイレの形が和式便所(いわゆるぼっとん便所)が多いようです。その形であれば、多少床が濡れてようが頑張って用をたすことができますよね。。
便座のない洋式トイレとか、衛生大国で育った日本人にとっては、ソリューションをなかなか見い出せない、かなりの難題かとw
ということで、チュニジア生活が長い青年海外協力隊に、実際便座がないトイレでどうやって用をたしているかも、聞き込み調査してみました。
まずみんな、トイレットペーパーは日常生活の中で、常備しているらしいです。そりゃそうよね。。
大をする時は、便器の上にお尻を突き出して用をたす空気椅子派、便器の上に足を乗り上げてそこで敢えてぼっとん便所形式で使用する派、トイレットペーパーで便器を拭いてから座る派、座る時も手前側の便器に太股とお尻の間を乗せる太股派と右か左のお尻に体重をかけて座る片尻派、色々いましたw
日常生活の中で避けて通れない排便行為において、こんな苦労をしたくない人(特に水周りにうるさい日本人女性)は、ぜひチュニジアを旅する際は、3つ星以上の高級ホテル(といってもツインルームで5000円とかです)に宿泊するのをお勧めします。
こんな汚らしいトピックに最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!m(_ _)m
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