こんにちわ、アシシです。

過去に訪問した世界遺産を振り返るシリーズもこれが最後です。マチュピチュ回顧日記を3回に分けてお送りします。




数ある世界遺産の中でダントツの人気を誇るマチュピチュ。

世界一蹴の旅-マチュピチュ

たくさんの日本人がこの地を訪れたことでしょう。

がしかし、3泊4日、45kmに渡るインカトレイル(インカ道)を踏破して、朝焼けに霞むマチュピチュを拝んだ日本人は、ごく限られているかと。




マチュピチュにこれから行こうと考えている方、ぜひインカトレイルのトレッキングに参加することをお勧めします。




それはなぜか。




やっぱり「感動の落差」って重要だと思うんですよ。

クスコからしれっと電車に2時間乗って、±0の状態でマチュピチュ辿り着いて、+100の感動を得るのも、まーありっちゃーありです。

実際問題、その+100っていう「感動の絶対値」は他の世界遺産と比べても、ダントツトップなんで。

でもですね、丸3日間、文明からかけ離れた地を自分の足で歩き倒して、リアルな修行僧並みに苦しい思いをして、-100の状態でマチュピチュに辿り着いた場合、その「感動の落差」は、卒倒するくらいに凄まじいです。




人生で最も辛い思いを経験した果てに、世界最強の遺跡に辿り着けるという状況、ドMな人にとっては激萌え必至かとw




ということで、2006年12月に参加したインカトレイルのトレッキングツアーの模様を振り返ってみます。



1日目

朝6時半、クスコを出発。マチュピチュから45km離れたトレッキング開始地点までバスにて移動。

トレッキングに参加したメンバー。

世界一蹴の旅-インカトレイル

構成はこんな感じです。

日本人 1人
スペイン人 2人
ポルトガル人 2人
ドイツ人 1人
イタリア人 1人
キューバ人 1人

ツアー参加者以外にツアーガイドのペルー人が1人付きます。

ツアー内の公用語は英語。ある意味、3泊4日の英語合宿と考えてもいいかもしれません。

こんなインカ道を自然を満喫しながら、歩きます。

世界一蹴の旅-インカトレイル

途中にこんな遺跡が崖の眼下に出てきたりします。

世界一蹴の旅-インカトレイル

このツアーはですね、ズバリ、リアルドラクエの世界です。

パーティーのほとんどが職業:遊び人なんで、戦闘力はほぼゼロに等しいんですが(-∀-;)でもそういえば、一人職業:僧侶(医者)がいました。




初日は平坦な道をのらりくらり歩く感じで、そこまで辛くはなかったです。

1日目のキャンプ地。

世界一蹴の旅-インカトレイル

シャワーなんぞないです。日が沈むと電気もないんで、トイレに行く時とか懐中電灯ないと辛いです。



2日目

朝5時起床、6時出発で、今日は山登りです。

世界一蹴の旅-インカトレイル

今日乗り越える山の標高はですね、驚くなかれ、4200mですヽ(゜ω゜)ノ

こんな坂道をひたすら登ります。

世界一蹴の旅-インカトレイル

空気薄過ぎて、すぐ息が切れて歩けなくなります。5分歩いたら5分休憩、みたいなスローペースで上がります。

初日は英会話学校の如く、一緒に歩くメンバーとひたすら喋ってましたが、2日目はみんな無言。まるでマホトーンでも掛かってる感じw

で、山頂到着。

世界一蹴の旅-インカトレイル

日本では体感できない高さ。アンデス山脈恐るべし。

その後、山を下って13時にキャンプ地到着。このツアーもちゃんと体調に合わせたスケジュールが組まれていて、魔の2日目はこれにてトレッキング終了。

大概のメンバーは多かれ少なかれ高山病に掛かってる感じで、俺も例に漏れずランチとった後、即ダウン→昼寝。

この日も電気が通ってないキャンプ地で、汗だくなのにシャワーも浴びずに就寝。潔癖症な人には無理なツアーかもしれません。



3日目

朝起きたらこんな景色が広がってました。

世界一蹴の旅-インカトレイル

天空の城がすぐそこに迫ってきているのを実感する景色。

インカトレイルにもいろいろあって、洞窟みたいなところを潜る道とかもありました。

世界一蹴の旅-インカトレイル

こういうプチ遺跡などにも寄りました。

世界一蹴の旅-インカトレイル

3日目は筋肉痛もピークに達し、終始下り坂で膝にも負担が掛かり、初日とか景色に感動してたんだけど、数日経つと大自然にも段々と飽きてきて、精神的にも肉体的にも正直、限界でした。

人生の修行とも言うべきか、常に耐え忍びながら、目の前に続く「道」をひたすら歩むのみ。

そんな苦境の中、8時間歩き通して辿り着いたキャンプ地は、色んな意味で天国でした。

まず、お湯が出るシャワーの存在はでか過ぎた。3日分の血と汗と涙をきれいさっぱり流し終え、そしてそして、ありついたモノ。

世界一蹴の旅-インカトレイル

ビールがこんなに美味しいと感じたことは今までなかったんじゃないかと。。

文明の有難味をひしひしと感じることができました。

ぐでんぐでんに酔っ払い、翌日のクライマックスに向けて即就寝。




最終日のマチュピチュの模様は、また今度書くことにします。お楽しみに!



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