こんにちは。アシシです。

ドーハでの快勝劇に日本のサポーターも大いに盛り上がりましたが、その一方で、その歓喜の渦中にあったスタジアムのゲート外では、知られざるもうひとつの「ドーハの悲劇」が起きていました。





日本代表がカタール代表相手に、3-0の圧勝劇を演じたアルサッドスタジアム。

アルサッドスアジアム


サッカー専用のスタジアムで、収容人数は15000人。

なんとこの試合、カタール人には無料で入場チケットが配られていました。潤沢なオイルマネーを用い、国を挙げて、サッカー人気向上を目指しているわけで。

日本人サポーターに用意されたブースのみ、有料でした。1チケット=82.5カタールリアル=約2500円。

カタール戦チケット

(表記は75リアルですが、10%が手数料で取られるそうな)

この日本人用の有料エリアは非常に狭く、ゴール裏の1200人程が座れるスペースだけ。




試合開始が近づくに連れ、白装束の方々で会場全体がどんどん埋まっていき、最終的には、本来はカタール人は入ってはいけない日本代表サポーターの有料エリアにまで、白装束の方々が入ってくる始末。




そして、「悲劇」は必然的に起きました。




チケットを購入して、悠々と遅めに来場した日本代表サポーターが、日本専用の観戦エリアがパンク状態のため、ゲート外で入場を拒否される事態が起こったのです。

実際に僕もハーフタイム中にトイレに行った際、入場ゲートを前に、100人以上の人だかりができているのを目撃しました。




これぞ、アウェイの洗礼。。。




「ドーハの悲劇」から15年。

「ドーハの歓喜」を夢見てはるばる中東まで足を運んだのに、カタールサッカー協会の不手際により、その歓喜の渦が巻き起こっている数十メートル手前にて、足止めを喰らった代表サポーターの無念さは、どれ程のものだったか。。

(後から聞いた話によると、JFAスタッフが仲介に入り、最終的に日本人全員が入場できたらしいです。玉田のゴール後だったらしいですが。。)




日本人の常識から考えると、「チケットを持っている=席が確保されている」という暗黙の了解がありますが、やはりそれはあくまで先進国におけるルールであり、まして中東のようなブラックボックスだらけの国では、日本の常識は非常識扱いされるというのを肝に銘じて、来年6月からの「世界一蹴の旅」に挑みたいと思います。




とりあえず、表舞台の「ドーハの歓喜」報道の裏に隠れた、どこのメディアも報じていないであろう、もうひとつの「ドーハの悲劇」をお伝えしました。



ブログランキングに参加しています。→ にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

このレポートに少しでも心が動いた方は、クリックのご協力をお願い致します。次もこういった独自レポートを書くための励みになりますので。よろしくお願いします。 m(_ _)m