⑤原作 風の谷のナウシカ ネタバレ | 猫大好き

猫大好き

思い立ったことを書いてゆきます。

命令に応えガンシップは巨神兵を運ぶナムリスの戦艦を砲撃。しかし地上のヒドラが群衆達を襲い始めた。

そこに現れた新手の土鬼戦艦がヒドラを砲撃する。アスベルとケチャに説得されたマニ族が参戦したのだった。

ヒドラをマニ族の戦士達に任せ、アスベルはナウシカに秘石を投げ渡す。捨てずに隠していたのだ。

秘石を持ってナウシカはナムリスの戦艦に降り立つ。ガンシップも加勢しようとするが砲撃で近づけない。

ナウシカの前に姿を現したナムリス。2人の戦いが始まる。

ナムリスは言う。巨神兵を拘束する人工子宮は先程の攻撃で燃えてしまった、お前が怪物を世に放ったのだと。

「巨神兵もヒドラ達も来た所へ帰す」

「来た所だと? どうやってだ。こいつらは人間の心の闇から来たのだぞ!」

「違う、もっと深く遠い。そなたの弟もそこへ帰った。王蟲達も」

「へへ、弟のでっち上げた教義とそっくりだな。思い出したぜ。お前は百年前のあいつに似ているんだ。

 若い頃やつは本物の慈悲深い名君だったよ。土民の平安を心底願っていた。

 だがそれもせいぜい最初の二十年さ。いつまでも愚かなままの土民をやがて憎むようになった。

 お前が連れて来たクルバルカのチビも同じ事さ。なぜ土王が滅びたと思う。

 わが父とはいえわずかな数のヒドラだけで王権を奪えると思うか。

 違う。クルバルカの歴代の王の圧政と狂気に土民共が新王を望んだからだ」

解放された巨神兵がその体を起こし出した。

「ホラホラ化け物が動き始めたぞ。お前がこいつの産みの親ってわけさ。

 貴様を引きむしって辱めてやる。その上で巨神兵をくれてやろう。ヒドラもお供につけてやる。

 みんな清浄の地とへやらに連れて行くがいい。

 腐った土鬼の地も土民共もみんなくれてやる。全部しょって這いずり回って世界を救ってみせろ!」





そのときナウシカの意識に何者かの感情が流れてきた。王蟲か、いや……

本格的に動き出した巨神兵に決着を急いだナムリスは2体のヒドラに命令しナウシカを弄ぶ。

そこに乱入する一人の兵士――変装したユパがヒドラに斬り掛かったその時、閃光と共に

ヒドラの胴体が一瞬で蒸発した。さらにもう一体も細いビームで貫かれ、ついでにナムリスの左腕も飛ばす。

解放されたナウシカに駆け寄るユパを遮る巨大な手。

ついに完全に目覚めた巨神兵は、ナウシカを守るようにして両手で包んでいた。

ナウシカを親だと思い、傷つけた者達に怒っているらしい巨神兵。口からビームを放って艦橋を

吹き飛ばし、余波で遠く離れた場所を大爆発させる。

攻撃を止めない巨神兵をナウシカは何とか落ち着かせようと笑顔を見せる。すると巨神兵は

攻撃を止めて落ち着くのだった。小さな子供のように。

ナウシカが秘石を取り出すと巨神兵は細いビームで秘石を砕いてしまう。すると巨神兵は言葉を話し始めた。

「ヤッパリアナタハワタシノママダッタ。ヨカッタ、ママガイナイノトテモコワイ……」

ボロボロになって逃げ戻るナムリスを、反乱を起こして艦を乗っ取ったクシャナが剣で迎えた。

腰を降ろしたナムリスの腹からは臓物が溢れ出ていた。シュワの中心部・墓所でヒドラの体にしていたのだ。

「俺はもう生き飽きた。何をやっても墓所の主の言う通りにしかならん。後はあの小娘がしょっていけばいい」





クシャナがナムリスの首根っこを掴むとナムリスの首はちぎれてしまう。

首だけになったナムリスを片手にクシャナは甲板へと出る。さらにガンシップもナウシカに近づく。

巨神兵がガンシップを攻撃しようとしたのでナウシカが止めると、巨神兵は敵を殺せないのは嫌だと言い、

苛立ってビームを乱射する。ナムリスの首を放り投げ、クシャナは巨神兵を破壊できないなら船ごと爆破して

腐海に落とすと言うが、ナウシカは巨神兵と共に墓所の扉を閉めに行くと告げる。

ナウシカの命令を受けた巨神兵は背に光輪を出現させシュワへと飛び立った。

その衝撃で甲板から落下してナムリスはあぼーん。ガンシップも巨神兵を追うがとても追いつけない。



高空の薄い空気と巨神兵の発する毒の光(放射線?)に体力を奪われるナウシカ。休憩しようとひとまず着陸するが、

途端に巨神兵が倒れてしまう。体組織が不完全なまま起動したため、体が腐りかけているのだ。

ナウシカは思う。この子の死を願っている自分の心を知ったらどれほど傷つくだろうか。

その頃、すぐ近くで国境警備に出されていたトルメキアの第一・第二王子が巨神兵を発見していた。

しかし近づいてくる兵達を巨神兵は攻撃し始める。何とか止めるが兵達は既にほとんど皆殺し。

嘆きながらもナウシカは巨神兵に言う。私のいいつけを守り立派な人になって欲しいと。

そしてナウシカは巨神兵に名を与える。「私は風の谷の族長ジルの子ナウシカ。そなたはナウシカの子オーマ」

その瞬間、巨神兵は急に流暢な言葉を話し始めた。「オーマは光輪を帯びし調停者にして戦士なり」

そして巨神兵――オーマは再びシュワに向けて飛び始めた。

ただの兵器なら知能は邪魔のはずだが、オーマには人格すら生まれかけている。

巨神兵はもしや、兵器ではなく文字通りの神として……まさか……





後からは第一・第二王子達が付いてくる。オーマは重コルベットの頭を押さえ強引に着陸させた。

ナウシカは2人の王子と顔を合わせる。皇帝は死に戦争は終わった、シュワの墓地の扉は自分が閉じるから

国に帰るようにと促すナウシカ。王子達は全て父王の命令だったと言い、王が先にシュワに向かった事を告げる。

疲労で倒れてしまうナウシカを王子達は船に乗せ、オーマには毒の光を浴びせぬよう離れて飛ぶように言う。

とりあえずは従ったオーマを連れて艦隊はシュワに向かう。紳士的にふるまう王子達だったが

オーマは小心で姑息な王子達の本性を全て見透かしていた。オーマはナウシカに言う。自分は調停者にして戦士、

そして裁定者。裁きを行う者と。



ミトとアスベルはガンシップに乗り、蟲使い達と城オジ達を置いて来た所に戻っていた。

急いでナウシカの後を追おうとするミト達に、蟲使い達は自分達も生きたいと頼む。彼らを信用しきれない

ミトは荷物が多過ぎると言って諦めさせようとするが、蟲使い達は大事にしている蟲を殺し、

背負った全財産を捨ててまで荷物を減らしてみせる。蟲使い達のナウシカへの想いを理解したミトは

一緒に行く事を許した。アスベルは自分もクシャナも土鬼も全てをまとめ上げたナウシカの偉大さを

改めて思い知り、死なせてたまるかと決意を新たにするのだった。



所変わって先程までの地に留まったクシャナ達。ナムリスの亡骸を見つけて土鬼の族長達に見せると、

彼らは古い土着の教典を唱えてナウシカを――白き鳥の使徒を讃え始めた。

クシャナはシュワに行くので船を借りたいと告げるが、ナウシカの名を騙ってシュワを狙っているのではと

思われ、簡単にはいかない。武力で強引に借りようとするクロトワを嗜め、クシャナは黙って待つ事にした。

他の僧会の者達と共に船室に閉じ込められていたチャルカに、サパタの人々は知恵を貸して欲しいと頼む。

マニ族の戦士達がトルメキアを皆殺しにすると言っているがこれ以上血は流したくないと。

しかし僧会の僧兵達が協力するから武器をくれと言うのでまた論争に。頭を抱えるチャルカ。





夜。相談の結果を待つクシャナの元にマニ族の女達が食料を分けてほしいと訪ねてくる。

食料庫を解放してやるが、ケチャによると爆弾を持って船を爆破するための罠だと言う。

さらにマニ族の戦士達も闇に紛れ近づいてくる。感づいて密かに迎撃準備を整えるクシャナとクロトワ。

互いに最後の一人まで戦い憎悪の繰り返しに終止符を打つだけとクシャナは覚悟を決め、最前線に立った。

ユパは船内の女達を説得するが、まるで聞いてくれない。さらにクシャナの部下がケチャを人質にして火に油を注ぐ。

ついに投げられた一発の手榴弾。ユパは左腕を犠牲にして爆発を抑え、双方を落ち着かせた。



王子達の戦艦で眠りから覚めたナウシカ。テトはいつの間にか息を引き取っていた。



迎撃準備を固めるクシャナ達だが、さあ攻撃という所で前に立ったユパに止められる。

マニ族の方も他のサパタの人々が前に壁を作って攻撃できない。皆戦を止めたいと願っているのだ。

「憎悪に目の眩む者がいたとしても、この人々は滅亡の淵をさまよう人間そのものだ。

 人間を相手に軍が戦うは、取り返しのつかぬ修羅への道」

「お言葉いちいちもっとも。退けるものならいつでも退く。

 だがすでにわが道は血の海。取り返しなどとうにつかぬわ」

しびれを切らしたマニ族の戦士達は人の壁を乗り越え、クシャナに突撃した。静かに剣を抜くクシャナ。

しかしその前にユパが立ちはだかった。マニ族の攻撃をその身に浴び、無数の銃剣が突き刺さる。

その瞬間、ユパの体が光り輝きマニの僧正の姿へと変わった。恐れおののく戦士達。

遠く離れたナウシカもユパの死を感じ取っていた。「すすめ。いとしい風よ」ユパは伝える。

倒れ付したユパは傍らのクシャナに語りかける。「血はむしろそなたを清めた。王道こそそなたにふさわしい……」

それがユパの最期の言葉となった。うなだれるクシャナにチククは言葉をかけ、手を差し伸べる。

「チククとクシャナ、友達になろう」





テトを埋めたいので船から出して欲しいとナウシカはオーマに言う。言われるままに船の外壁を引き裂いて

ナウシカを掴むオーマ。行くなら我らも共にと王子達が訴えると、オーマは王子達もつまみ上げる。

さらにもう付いて来る理由は無いと言って、船団をビームで脅して帰してしまう。

王子達は覚悟を決めてシュワへ連れて行って欲しいと言う。やはり紳士的な善人の演技は崩さない。

オーマは大きな廃墟の上を飛ぶ。樹があるのを見てナウシカは降り立ち、テトを埋めた。

そこへ通りがかる不思議な男。オーマが再び倒れてしまったのを見て、男はケストという名の山羊(ヤックル)

を呼んで王子達を運ばせ、ナウシカも連れて行った。ナウシカは男から母の香りを感じていた。

男が入って行った廃墟の中には立派な畑と素朴な型の風車、それに多くの動物達がいた。

薬草の湯に浸かり、ケストの渡してくれる服を着てナウシカは食事についた。

この場所にある動物や植物は全て絶滅したはずのものだった。美しい風景の中で安らぐナウシカ。

ふと耳を澄ますと音楽が聞こえてくる。辿り着いたのはオルガンと本棚の置かれた部屋。

演奏していたのはあの第一・第二王子だったが、すっかり毒気を抜かれたような穏やかな表情で

初めて見る楽器と過去に生み出された音楽に夢中になっていた。音楽を聞きながらナウシカは

とっさにテトとオーマの事を思い出す。何故忘れていたのか。戻ろうとするが動物達が邪魔してくる。

何とか屋根伝いに逃げようとするが、屋根の上から見た畑で働いているのはなんとヒドラ。

その上空をガンシップが通りかかるが、音がせずそのまま気付かずに行ってしまう。外からは見えないのだ。

ミト達には何も見えていなかったが、蟲使い達がナウシカの声に気付く。さらにオーマの足跡を発見。

ガンシップは先行してバージに乗った蟲使い達がナウシカを探す事に。





ナウシカは入口に辿り着いたがあるのはただの壁。強引に出ようとすると壁が消えて入口になる。

そこにあの不思議な男が現れた。母の幻覚を見せて引き止めようとするがナウシカには通用せず。

母を思い出したのは男に母と同じ死の影があったからとナウシカは気付いていた。

男は言う。200年前にもナウシカのような少年が訪れた。彼は人類を救いたいと残してヒドラを連れ出したという。

その少年こそが最初の神聖皇帝。人間は飽きる事なく同じ道を歩み続けると男はつぶやく。

そのような業や全てを断ち切り、あの王子達のように安らぎを与えてくれるのがこの場所なのだという。



先行したガンシップはシュワに到着。既にヴ王率いるトルメキア軍が攻撃中で、

オーマもボロボロになりながらナウシカを置いて到着していた。



男の言葉に心を折られそうなナウシカ。しかしそこにセルムの念が現れナウシカを立ち直らせる。

セルムによるとこの男もヒドラで1000年は生きているという。シュワに送られた森の人の

中にもここに着いて出られなかった者が多数いるらしい。何を守っているのかとセルムは問いただすが、

男は余裕顔で言う。セルム達は腐海が尽きる所に住めない理由を知っていると。

腐海の尽きる場所に辿り着いた者は皆血を吐いて死んだ。人間の体も他の動植物も、全ては汚した世界に

合うように変質してしまったのだ。だから瘴気にもわずかなマスクだけで耐えられる。

この庭の大気も汚れていないため甘くて強い。ナウシカも男が肺に手を加えて耐えられるようにしたのだ。

衝撃的な話を聞かされるナウシカ。しかし動揺しない。

実験で清浄な地下水では生き物が育たない事を知っていたのだ。

さらにナウシカは人間や動植物が自然に変わったのではなく人為的に変えられた事にも気付く。

世界の汚染が取り返しの付かない状態になったとき、人間や動植物を作り替えた者達がいた。

同じように地中の有毒物質を結晶化させる生態系として腐海も造られた。

ナウシカは決意する。こじ開けてでも墓所にある真実を見極めると。





残酷だが優しい男はナウシカを殺せず、ナウシカは入り口から壁を抜け去って行った。

壁の外では城オジ達と蟲使いが待っていた。オーマが先に行ってしまったと知りナウシカは気持ちを焦らせる。

クシャナと城オジから服を借り、蟲使いと共にナウシカはシュワへと急ぐ。



時間は少し戻って場面はシュワに。皇帝を失い烏合の衆となった土鬼を蹴散らしヴ王は瞬く間にシュワを制圧。

街の中心部の黒い建物――墓所にも砲弾を撃ち込むが全く歯が立たず、反撃のビームで追い返される。

さらにオーマとアスベル、ミトもシュワに到着。オーマが撃ったビームの余波を受けガンシップは

制御不能になり、墓所の上に不時着する。

肉が腐りボロボロになったオーマはヴ王に退却するよう促すが、ヴ王は動じず墓所の主との話し合いを望むと言う。

ヴ王を連れオーマは墓所の前に立つ。墓所を封印してやるとオーマが告げると、返事代わりに特大のビームが。

オーマも負けじとビームを撃ち返し、お互いに甚大なダメージを受ける。

ナウシカに巨大な亀裂が入った墓所の映像を送り、オーマは墓所を取り囲む側溝に落ちて行った。



映像を受け取ったナウシカ達の上をトルメキアの貨物船が通りかかるが、先程のビーム合戦で出た衝撃波で

傷ついていたらしく墜落。生存者を探すが皆死んでおり、うなだれるナウシカの側で蟲使い達は

犠牲者の持つ貴重品類をあさり始める。死者を辱めるなとナウシカは怒鳴るが、死者の尊厳という概念のない

蟲使い達には理解できず、怒りを鎮めようとナウシカに献上しようとする。彼らの価値観を無視した物言いをナウシカは恥じる。

食料のパンを配りながらナウシカは蟲使い達に話す。腐海は大地の毒を吸収しており、いつか世界は清浄になると。

しかし今の人間の体が清浄な世界に耐えられない事は告げず、いつか明るい世界が迎えてくれると偽る。

墓所について得た知識を蟲使い達に語り、ナウシカはシュワに向けまた足を進める。





風の谷のナウシカ ストーリーを教えてもらうスレ まとめ Wiki*