刻み地蔵
(刻み地蔵は、池田湖のほとりの池崎にある洞くつの壁(かべ)に彫られています。
この刻み地蔵には、伝説が残っています。
「清見城(きよみじょう)の城主池田信濃守(いけだしなののかみ)が
知覧の佐多伯耆守親久(さたほうきのかみちかひさ)に攻められた時、
池田信濃守の家老の息子は城主の夫人や姫を連れ出しこの洞窟に身をひそませて
城の安否をきづかっていた。
やがて悲しい知らせを伝え聞いた3人は、日頃信仰している仏の像を岩壁に刻み、
城主の霊をなぐさめた。まもなく、3人も洞窟の中にかくれたまま、飢え死にしたと伝えられる。
そのことから、土地の人々は、この物語の主人公を【餓死が御前】、または【ひじんがごぜん】とも
呼ばれています。)
現在、崩落の危険があるため、中に入ることは
出来ずに、鳥居の手前でとりましたが、
温度も低く感じました。
悲しい物語です。
近くに池田湖があります。
秋の風情の指宿の海岸