プシコ ナウティカ | Libentina

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自由に生きたいわたしの現実

プシコ ナウティカ―イタリア精神医療の人類学/世界思想社
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イタリアの精神医療そのものが、精神病院を廃絶することで、病気を治すという医療の論理から、生きることそのものに定位するという方向性へ転移したことが 14p

重要なのは、アルド・モーロ(Aldo Moro)が文化的・思想的な力と制度的・政治的な力を、憲法の条文として収束させることに成功したという点である。1948年1月1日に発効されたイタリア共和国憲法に折り畳まれた潜在的な力は、その30年後、1978年に異なった社会的文脈において、異なった社会的・政治的文脈において、バザーリア法として現実化するのである。61

ベトナム戦争まっただ中、米国は1963年ケネディ大統領
が」一般教書演説で、巨大精神病院の収容から地域精神保健サービスの方針転換を宣言し、壮年10月に「地域精神保健センター法」が成立…脱施設化のスピードに比して、地域精神医療ネットワークの充実が遅れたため、拘置所や刑務所に収容された、あるいはホームレスとなった精神病者の数が増加していた…しかもセンターの設置や運営に多大な費用を要したため、脱施設化によって精神医療関連予算が少なくて済むとい目論見も外れ、患者一人当たりのコストはかえって高くなり、予算の少ない地域ではセンター運営の負担に耐えられなくなっていった 129


トリエステで金属への嗜癖患者に対するbarの仕事を任せるという治療ではなく教育による改善136-137

精神医療から精神保健への転換におけるテリトリーの概念の重要性 183

意志や欲望動機づけ、それを具体的に追及可能なものにすることで、主体性行使できるような環境と関係性を集合的に整える必要がある←ヤコポ(意志決定不能) 
主体性と自由が個人の問題ではない右や社会的で集合的な共同作業 195-196

疾患(disease)生物医学的に捉えられた変化
病い(illness)病者によって生きられた経験  214

労働と作業 「工夫」の余地→仕事の喜び 259

自分の行為が因果関係を引き起こす 効力感(causal efficacy)→能動的な主体になれる 
多様性(diversity) 補完性(complementary)  260

Reed,Edward S. 82-87
経験のための戦い―情報の生態学から社会哲学へ/新曜社
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精神医療から精神保健への転回
「生きている」度合いの問題:関係論的な生命観による
「心」や「精神」を治療することではなく「生きること」に定位し、「生きること」をどう支援していくかに変わった 405

自由
精神病院を解放し、破壊して行く過程における意味と精神病院が廃絶された後における「自由」の意味は重なり合いながら異なる。
後者の場合、積極的な自由を作り出す必要→権力働き
=人々は完全に自由に行動 同時にその行動の全体が導かれ統治されている両義性




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