喪の途上にて | Libentina

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自由に生きたいわたしの現実

今日はお通夜に行きました。



隣の島の50代の男性が1年の闘病の後亡くなったのです。

抗がん剤の副作用で抜け落ちた頭髪を全く恥じることもなく

時にはネタにして笑い飛ばしながら

抗がん剤治療のない体調の良い日には今まで通り出勤を続けていました。

病室からスーツで通われた日もあります。



時々痛むのか苦しそうにされていましたが

楽しそうにお仕事していました。



10月の上旬までは出勤されていたので

本当に急と言うか、早い死だと思います。



これだけ科学が進歩しても、癌には勝てないのですね。

癌は痛みがあるし、残念なことに死に至る場合、

身体も弱り果てて亡くなるので、本人も辛いだろうし、

家族もその姿に余計苦しみます。



最後まで仕事を続けようとしていた姿は忘れられません。

投げ出さないで、自分が今できることを精一杯頑張るということは

とても大切なことだなと思います。


そのことは、最期の瞬間まで自分自身の心の支えになったと思うし、

わたし達にも、何か力強いものを与えてくれていたような気がします。

たとえば希望とか、勇気とか。



ご冥福をお祈りします。





「喪の途上にて」 野田正彰・・・岩波書店

日航機事故の遺族を巡る

喪の過程(mourning process)についての本です。


おすすめです。

癒しがあり、カタルシスが必ず訪れます。

遺された全ての人にお薦めします。

ちなみに野田先生はとてもステキです。