”【名作朗読】『夏日小味』北大路魯山人” | おひろのブログ・libe

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思い付くままに…

魯山人は確かな味覚を持ち 作陶や書.

絵画に至るまで 審美眼が大変に素晴らしい人だった様ですね


けれど その生涯は恵まれていたとはいえず 幼い頃から父親を喜ばせる為に七輪を使って美味しい料理を作っては顔色を窺っていたらしいです


小説や解説書に詳しく記されているので、中は割愛します


魯山人と言えば「星ヶ岡茶寮」との密接なつながりは知られるところです

東京は 麹町公園の辺りが風光明媚で他者により既に建造され政財界の利用が多い高級料理屋であったのを 傾きかけたところで 魯山人のパトロンが買い取り 魯山人は顧問で大正末期から営業を始めた


大阪の豊中にも有りましたが・・・


いずれも魯山人の資金で建てられたのではなく 岩倉具視他  高級政官者や経済界の大物達が集い飲食出来る高級クラブの様な目的で建造されたらしい


大阪もまた同様であり

特に東京の星ヶ岡茶寮は 広大な敷地の中の庭の美しさが目を奪う程らしく

魯山人の作陶の工房や住まいも有ったそうで 春のサクラに秋の紅葉 加えて四季折々の庭を愛でる盛大な茶会も頻繁に催されていたそうです


大阪の茶寮へは  京都の桂川から生きた鮎を水を入れた桶で活かしたまま運び


東京の茶寮へは多摩川や大井川から

同様に鮎を運んだそうです


魯山人の拘りの強さ わがまま 更には料理に必要なら 惜しげなく代価を払い金遣いの粗さが仇になり

追放されてしまったそうです



魯山人が去った後の星ヶ岡茶寮の事は長くなるので 興味ある方は資料をご覧下さい


多才な方でありながら プライドも高く頑固な方だったみたいです



今は高級和菓子の源吉兆庵が関わっているみたいです


何年か前に四条河原町の辺りに有った

割烹料理店「千花」が年末に換気扇の掃除を誤り火災になりましたが 作家の小島政ニ郎他 多くの著名な食通の方   が愛した店で魯山人の器を多く所有している事で有名でした

一度は食べてみたく思った事も有りましたが 今は魚を食べるのが苦手であり 割烹の店に行ったら笑い者です

資金力が潤沢だったのか 今は祇園に新しい店が有ります



朗読されている小品は 流石に魯山人らしい食材のチョイスと

冴えて 目に浮かぶような料理法です


豆腐も食べなかった私も 今 厚揚げを購入する店は 滑らかで舌触りが良く京都の物であり 毎週の様に 戴いています

余計な事柄を記して ゴメンナサイ

ステキな朗読も ありがとうございました


★ノリスケさんの料理は きっと美味しいね

初めて「栗の渋皮煮」を1シーズンに2回も作ったのには

驚きました❢