お友達の町中華のご夫婦が来日12年で
家を購入したの。 ステキよね。
毎日、明るく元気に接客する小柄でも肉付きの良い奥さんと
腕の良い料理人の御主人。
中学生になった息子さんが1人居る。
外から自国をみて、今は日本に永住をする気持が強いみたい。
「おめでとうございます」
なのですが、私にとっても嬉しい事に…
旧オフィスには私の使ってない品物が
一部屋を占拠して保存されていた。
階下のフロアは壁に沿って置かれたスチール家具の上に、装飾品の陶器類やら所狭しと並べられていた。
業者を呼んで売るのは厭で、欲しい物が有れば、何でも持っていって良いと数人の知人に声をかけたが、その中で、上記のご夫婦が
大量に色々な物を貰って下さった。
陶器の装飾品は主に中国や香港で購入した、運を呼ぶ神様や武将の人形類で、大層喜んでくれた。
2回の1室を占拠していたのは、主に調理家電と好きで集めた漆器の弁当箱のコレクションや、重箱、食器…etc
1年も使ってない、会議用に購入した楕円のテーブルと六脚の革張りの回転椅子のセットは、移転の為に閉店セールの家具店で定価120万円越えの価格が80万円程で売られていたのを、即金を条件に72万円位?で、購入した品だ。
彼等に鍵を貸し、初日は私が案内して後は4日位かけて彼らが運んだ。
大切にしていた物が知らない人の手に渡るより、彼等が大半を貰って使ってくれる方が、遥かに嬉しい。
それが成せたのはオフィスを手放す時期と、彼等が家を購入し、入居のすぐ前だった事が一致したからだ。
様々な品の中で、心配していたのは次のフォト✕2にうつってるコたちだった。
フォトは彼らの営む店で撮られ、後ろに店のメニューが置かれている。
後の狆は家族だったネネとチャチャの写し身で手前の小さい狆はママの最期近くまでいたブンブン2号。
ゴールドのダックスフントは、色は異なるけれど、ミニチュアダックスの
ウイン君のつもり。
このコたちは、床に置かれていたのだけど、ある時、後の向かって右の狆の上に、誰かが物を落とし粉々になった。
誰がしたかは聞いてないが、皆が飛び散った陶器の欠片も拾い集めて、接着剤で元の形にしたのを、私はこの度、初めて知った。
このコたちを差し上げる時は、裕さんの車に乗せて、私自身が持っていったのだけど、自分で捨てるのは心痛くて出来ないから、不要だと思うけど.と言葉を足し多忙な営業中に置いてきた。
ヤツの退院後に裕さんと三人で食事に行った時に、ジャジャ(奥さん)のスマホに購入した家の写真があり見せてもらってる時に下のがあった。
ジャジャが言うには御主人の龍さんが、可哀想だから、と更に修復を重ね
他のコと同じに家に飾ってくれるそう。
私の事をお姉さんと呼び、お姉さんが家族の様に可愛がっていたコの代わりに違いないから、うちでも大事にしよう、と言ってくれたそうだ。
思いがけない優しさを知り、すごく嬉しかった。
彼らの買った家は、かなり立派で1階は広いリビングダイニングルームで他に部屋なくカーブした.半?螺旋階段があり、テーブルのセットが置かれた。
ヤツはテーブルと椅子のセットを我が家に入れたかったが大き過ぎて庭木の一部を犠牲にして、庭からしか入らない、と諦めた経緯があり、
ジャジャの家のリビングには、難なく収まってるのを見て、喜んでいた。
ジャジャも一度おいた自分たちの購入したものより、豪華になったと喜んでいた

このフォトはマルチーズのリックと
ラッキーの子供の頃も含めての写し身
と、ミニチュアダックスフントのウインで、下方のシルバーの色のも、ウイン。

もし、見知らぬ人の手に渡っていたら
気にかかり心配もすると思うけれど、
まだ家の中も1年くらいは片付けにかかると言う中で、チャチャの陶器の復元を更にしっかりしてくれた龍さんの優しさに感謝をしている
そして、こんな風に出来たのは神様が
仕組んでくれたタイミングの良さにも、大きく深く感謝している。
私は本当に、運に恵まれている。