”クリスマスにはまだ早いですが…” | おひろのブログ・libe

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思い付くままに…

思ったより短いお話でしたが、何か、
胸を突く様な、悲しみでもあり、親しい方を失くした淋しさでもあり、
長い小説を読み終わった後の気持ちに似た感慨がありました。

太宰治は、小説を読むより先に生き方を知る事になり、余り好きな作家では無かった為、読んでいませんでした。

始まりの、出会いたくない女性の話は、彼の実生活そのものでしょうが、小気味の良い洒落た言いまわしでの、心理状態の説明は、思わず笑えてしまいます。

話が進む中で、展開の予想が付かなかったけれど、アパートに着いてから、娘さんが泣き出して、やっと内容が理解できましたが、
主人公の「彼」が、その後のお嬢さんのアシストをしてもらいたい、と、現実の事の様に思ってしまいました。

ノリスケさん
ステキな物語の朗読を
ありがとうございました。