”【名作朗読】名人伝 中島敦”中島敦の遺作に相応しい内容?というか、まるでペンを折る自らが作中の主人公みたいに思える不思議。文中に表れる人も動物も寓意を感じる。大人の童話みたいでありながら、枯淡になる前の主人公は狂気の沙汰、と記すと、ファンに叱られるか?睫毛に蜘蛛が糸を張り…、シラミが蛹になり…、中島敦は鬼才だな。芥川龍之介と似たにおいを感じる。(最近、ノリスケさんのおかげで)だから、好きな文豪になった。