史上最大の戦艦「大和」、戦艦「武蔵」
航空母艦「赤城」
そのかげで一際、愛された給糧艦
「間宮」は食品を作る設備が整えられ、まさに浮かべる海の食品工場。
饅頭に大福、ドーナツ、アイスクリーム等、甘いお菓子も作られていた。
中でも一番人気は「間宮の羊羹」。
甘い菓子を食べる事で気持ちも高揚されるとの意見から、製餡所をも含む中で働く本職の菓子職人だけでも、60人も軍属として、下士官待遇で雇っていたそうです。
給糧艦が来ると判ると、それはそれは!兵士達は喜び、羊羹は争って取りたい程の人気だったとか。
戦況が悪くなった昭和19年に魚雷を
被弾して、沈没しますが、最後まで、菓子を作り続けていたそうです。
恐怖と抑圧と、家族への恋慕と、苦しみだらけの兵士たちにも、僅かながらも、ホッとする時間を与えてくれたんだね。
戦争はいやだ。
今、銃を持って戦っている人も、
いやに違いないけど・・
間宮の羊羹を作った人も、
喜んで、頬張った人も、
忘れたくないし、わすれちゃいけない。