そんな相手に巡り会えると良いね。
私の場合。
看護学生、内科実習。
ほっそりして背が高く色白で知的な感じの石川先生は新米医師。
会うと俯いてしまいドキドキする、
憧れの先生。
「心電図室に行くから、〇〇さん、
手伝いしてくれる?」
「はい…」俯いたまま後を付いていく。
部屋に入り、指示を待つが・・・
石川先生、何かいじりながら
「〇〇さん、きみタンゴは好き?」
私もじもじ「・・・」
「僕はタンゴが大好きなんだ。」
私もじもじ「はい・・・」
「特に、アルゼンチン・タンゴが良い
んだ。今度、聴いてみて。レコード
貸すから…」
「 はい・・・」
ママの再婚相手の(義父)の転勤と私の
看護師の学校卒業が重なり、引越した。
何も叶わず、それだけで終ってしまった。
だからか?
私は以来、タンゴがだいすき、
特にアルゼンチン・タンゴが。
余談
それより少し前に、同じ内科の実習中に腹痛になり、急遽.午後から虫垂炎の手術を受ける事に。
先輩看護師に
オペ室で全裸になれと言われ、
真っ裸になったところに、何か用だったのか入口はいってきた石川先生と、目が合ってしまった。
その後の事は全く思い出せない。