スゴいね。おじいちゃん大好きだったんだ♥
私、全てのコじゃないかも知れないけれど、生き物には人間の想像を超える能力が有るかも知れないと時折思うの。
スピリチュアル程、大袈裟じゃないけど
ママは体が弱く、相克かなぁと悩んだ事もある位に、私が意識なく貪欲にママの分の幸せを奪ったかも知れない、と。
最後の病は深刻で入院。
勿論、毎日ママの病院に行くけど、家にいてもママから電話がある。
当時、私の家には3ニャン?だったか、が居た。
ママの電話があった時に、ソファに座る私の横にはチャミーが居た。
或日キッチンから駐車場に出るドアを開けたらキジトラのニャンが目の前に。
駐車場からはコンクリートの階段が数段あり登りきった所に無言で私を見上げ…
キャットフードの缶詰を器に出してあげたら、
ヒャー! メッチャ可愛い♥
「アァ! おいしいな。これ、すごく」
みたいに、おしゃぺりしながら食べる。ウニャ、ニャニャオ、ニャ、ニャウ・・
で、翌日も来て、うちのニャンになった。
未だ健康だったママに電話。
「それはチャーミングだネ。 名前をチャミーにしたら?」
と、名付け親になった。
ところが、家に入ってからは一切、食べる時の「チャーミング」は失くなった。
それどころか、撫でればゴロゴロはあるけど、一切、ニャンと哭かない。
それなら、それでもいいけどサ。
その後、ママが入院中に電話がありチャミーが傍に居る事を話したら、
ママが呼びかけたいからチャミーに聞こえる様にして、と言う。
張り合いないよ、返事しないコだよ。
ママはそれでも良いと言う。
受話器をチャミーの傍にして、ママが
「チャミーちゃん!」
チャミー、大きな声で、「ニャー!」
3回か4回〜…ママはとても喜んだ。
ママが、もういいよ、と言うまで。
ママは動物をよく愛し、猫は子供の頃だけだった、と言う。
ママをあんなに喜ばせてくれて、チャミーには深く感謝してる。
今はママの傍にいるね、きっと。
不思議なニャンだった。
他の同居の、どのニャンにも愛されていたけど、ターボ君は更に特別、彼女を愛していた。
キャンピング用の帆布の狭いベンチで、見るのも恥ずかしい位にターボとチャミーに抱き付いていた。殆ど終日。
ターボ君が病で急死の後に間もなくチャミーがいった。
息をひきとる早朝に、ターボ君がベッドに眠る私の足元から白虎みたいに大きくなって歩いて来る…夢うつつで視線を合わせると、そのまま私の顔まで来て…
ハッと目覚めた時に、家人が階下から、チャミーが!!と呼ぶ。
抱いた腕の中で静かに、自然?に、迎えに来たターボ君と行ったよ。
ターボ君と一緒なら、と、安心みたいな感覚で送れた。