読んでいたら、私自身の思い出に繋がり、自然に涙が溢れました。
この柴犬の朔君と同じ想いで私を待ってくれていたんだなって。
マルチーズの男の子の、リックとラッキーが健在な頃には、妹の住む香港に、年に数回おとずれていました。
当時は未だ今のセントレア程、空港は大きくなく、家人が彼らを連れて到着ロビーに迎えに来てくれました。
私を見つけた時のリックとラッキーは、嬉しさのあまりに8本の足が絡み合ってしまう勢いで、叫ぶ様な声を発しながら突進して、私を押し倒しそうでした。
あの日、あの時は、それがこんな大切な思い出になる事も知らなかった。