川端康成・初恋破談「非常の手紙」伊藤初代 | おひろのブログ・libe

おひろのブログ・libe

思い付くままに…

伊藤初代 - Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E5%88%9D%E4%BB%A3

私は、実は全く、この作家さんのファンではない。

全ての作品は読んでないけれど、幾つかを読み、純粋な事は良いけど、

「雪国」の様な例外も有るには有るが、本質的に、彼は、少女に惹かれる人だとの思い込みが頭から抜けない。

「踊り子」も彼が19歳の実体験。

単に私が、そういう作品を好まないだけで、偉大な、ノーベル文学賞作家を、けなせる訳もない。


BSPで「文豪温泉」の放映が有り、三人の紹介のうち川端康成も含まれた。

「非常の手紙」と初恋が実らなかったのは、かつてより知っていた。


失恋した初恋の痛手を癒やしに溫泉へ。

婚約をし、友人から独身送別会をされ、親代わりの親類から借金をし、家財道具等は細かいところに至るまでに揃え、あとは迎えるばかり、まで話が進んだのに、突然、彼女から、「非情の手紙」と後に呼ばれる手紙を受け、破談になった。


今回の番組を観て、どんな経緯か?     どんな女性か、気になり、調べて。1番に詳しく 知るされいたのが上記サイトだった。 

読んでみた。   川端22歳、彼女15歳。

もとより薄倖な女ではあったが、読み進むと、破談の後に、更に更に 不幸が続き46歳でボロボロになり、逝く。

女としては、川端康成の行動が物足りなく、彼が傷ついたとしても、7歳も年少の彼女の事をもっと思い遣る事は出来なかったのか、転々と男をめぐり、その間で再会もしているのに、何をも、しなかった。処女至上主義なのか?

破談になっての苦しみは彼女の方が、更に深いと、私には思えました。