映画「長江エレジー」を観た感想 | おひろのブログ・libe

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思い付くままに…

若い頃には社会的な事柄を含む映画も興味深く観たりしたけれど、

今の私は、娯楽に徹した楽しい映画でいい。

社会問題が溢れる今の日本では、悲しみや憎しみを感じる程の出来事が世に沢山あるから。コロナやウクライナで思考も疲弊している。

「長江哀歌(エレジー)」は飽きる事も無く、最後まで観たけれど、ただ少しも楽しい映画ではなかった。


工事費の3分の2は役人等の懐に入り、コンクリート量も設計者の意図を無視した三峡ダム。

決壊したら、上海までもが水に浸かり、

広東省にまで及ぶ恐れが・・・と、ニュースや誌面&紙面で読んだ。

ダムが完成し村が水没している。

出演する男性の80?%位が上半身、裸で、ハンマーでダム脇に残された廃墟の、多分、集合住宅だったのかを解体する肉体労働者だろう。

僅かに安娼家に身を落とした女性もいる。

妻と子を16年ぶりに尋ねる男、みつかるが彼女の兄の借金を返さないと自由になれない。娘には会えなかった。

稼ぎの良い地のヤミ炭鉱で1年がんばって金を作り再び迎えに戻ると。


まだ売買結婚が有った時期らしい。

1993〜2009年の工事期間に世界最大規模の水量を保持するダムを造り上げた。


その時期に比較しての中国の急速な発展に驚いた事が一番、大きい。

凄いスピードだ。