去年から時折り、なくなった弟の友人が時折り
訪ねて来てくれる。弟の飲み友だった。
私自身とは20 年近くは会って無かったけれど、まだ行き来の有る頃は、よく一緒に食卓を囲み、私の誕生日には毎年、私の大好きな高価なマスカット・オブ・アレキサンドリアをプレゼントしてくれていた。
彼がリストラされたのを機に会えなくなったけれど昨年、私が電話してから、時折訪ねてくれる。
こんな時だから玄関先で数分、顔をみて少し会話してすぐに帰って行くけど、必ず何か美味しい物を届けてくれる。
今日は勤務先のある安城という地の特産梨だった。朝採りだそうだ。しかも29日は、その弟の誕生日であり、彼は知らなかったけれど早速お供えした。
それを見た時に、買う時に私を思い出してくれるだけでも、 それは、
何と嬉しく、有り難い事だろう。
いつも有る事だけど、この数日間、気持ちがふさいでいた。 コロナ禍以来よくある。
私は誰かにとり、必要な人間なのかと…
彼が帰った後に掌に載せて少しのあいだ見ていたら自分でも驚いたけど、涙が溢れ、つたい・・・
嗚呼! 人って、勿論わかり合える人だけではあるけれど、
人っていいな、情は大切にしなくては、と胸詰まる.
気持ちがなければ出来ない事だもの。
私も、なにか、お返しではなく、私の気持ちが伝わる贈り物したいな、って・・・
今夜は気持ちよく眠れそうかも。うれしかった♥
私は幸せな人間なのだと思わせてくれた。