この世に生まれる事が出来る確率は5億分の1と言われますが、更に現在まで事故や病で命を落とす事なく生き長らえた奇跡も加わりますよね。私は看護学生の時に、実習病院で、骨肉腫でなくなった青年をよく思い出します。
ご両親の、かなり遅い年齢で出来た唯一の息子さんは19歳で、美しく、同級生が恋して、休み時間に爪を切ってあげていました。
私の記憶の中には、彼の笑顔や小さな微笑みすら全く無く、初めて目にした時からたえず痛みに苦しみ呻いていました。
言葉も出ない程の激しい痛みで、多分60歳代位のご夫婦は彼から離れた日は無かったと思います。
私に子が無くても、その時の御両親の苦しみはいかばかりか、今は想像できます。
赤ちゃんが生まれた時の泣き声、産声というのは、この怖い世に出たくなくて泣くのだ、という話を効いた事が、有ります。
「生きる」という事がいかに大変な事かの教えでしょうか。
近くにいても、横に立つ人の背負っているものは見えなく、けれど、誰もがひとつ位は心配事や苦しみは有るのだと私はおもいます。
痛みも、苦しみも生きている証拠でもある、と法話で聞いた事があり、覚えておこう、とおもいました。
とりとめもない乱文ですが、なにか一つでも貴方のところに届くと良いな♡