動物♥になった初期のこたち

左上は狆の女の子のねねちゃん。
ママの知人の娘さんが離婚し、子供二人と実家に戻った。
食べる為に働きに出て子供とワンを共に母親がみることに。
子供が虐めたり噛んだガムを毛に付けたり、可哀想だから誰か貰い手は無いかとママが相談を受け、私に電話してきた。
大晦日前日に東京の赤坂まで車で迎えにいった。
連れ帰る時、車酔いをした様で全てのサービスエリアに寄り散歩をさせて.長時間になり可哀想だった。
美形なこ、頑固で私以外は触ろうとすると噛む。出かけると帰宅するまでドア前から動かない。
初めての為、何も知識がなかったから、友人がねねを見る内に犬がほしくなりペットショップで買ったヨーキーの子犬とすぐ遊ばせてジステンバーに感染させ、良い先生に救われたけど、以来、弱かったナ。ゴメンね、ねねちゃん。本当にごめんなさい。
予防接種やら他の事も何も知らずに迎えた初めてのワンコ。愛しているけれど酷い目に会わせた。
ネネには謝る事がテンコ盛りだね。
右上は弟が仕事の得意先に行ったら、奇形で生まれて要らん!、と玄関脇のダンボールに入れられ震えていた仔犬を見て電話してきた。
私が育てると返事し、本当に小さな狆の女の子で弟のポケットに入って来た。上記.ねねを救ってくれた獣医師は日本獣医師会の副会長で腕が良く人格者で飼い主に非が有ると、おもねずに叱る程の尊敬できる先生。
それでもこのこを見て、舌が横から垂れ口が歪み、色も本来と異なり薄茶と白、明らかな奇形の為、安楽死を勧められた。出来ないと言うと命は1週間もつかどうかで、すぐに悲しむ事になると。
それでも、生きられる時間を摘み取るのは厭だし、出来る事はしてやりたいと答え、先生は納得して下さり、多忙中に関わらす別室にて長い時間をかけてアドバイスを下さり、診察代金も不要だと。
私には仕事があり付きっ切りは無理で、ママが育てた。
大変だったと思う。8年余りの命だった。
でも、8年余りを生きてくれ愛らしい仕草や甘える姿は忘れられない。
私の木製テーブルには彼女の噛んだ傷が沢山ある。
見ると愛おしく、つい撫でる。
ワン!とは哭けずアウ!アン!。小さめの声。
私がブンブン(後日ブンブン2号もね)と名付けた。
ブン・ブン・ブン、はちがとぶ、からです。
左下は大嘘ついて愛護センターから救い出した狆。雪降る寒い日、風邪ひいていて、ベッドでねねと寝転んでいたら保健所から電話。
道で保護した女の子の狆が、ネネかも、と尋ねる。
違う旨、答えたら人懐っこくカワイイのに、今日中に飼い主が見つからないと明日の朝にガス室で殺処分になると。
我慢出来ず、上記の獣医師に電話し相談。
はじめは止められた。そして・・・・・
引き取るなら自分が飼い主だと言わないと引き取れない。
可哀想だから引き取らせて下さいでは無理。
醜い犬なら雑種だろうから止めなさい。
噛みつく犬なら止めなさい。
皮膚病が、有るなら止めなさい。
犬を見たら瞬時に判断を要する為に名前を要用意。
引き取る気持ちなら呼び掛けないと不審がられるから前もって名前が必要。
他はセンターで質問される事項、既にしてあろうが無かろうが必ず予防接種をされるので預かり料含めた費用の数万円を用意する事。
リードや首輪の用意、始末書の記入と捺印も要する…etc いろいろ教えてもらった。
キャリーバックを車に積みセンターへ。
係員に案内される時に他のワンコたちが訴える目が間近く辛い。
口の中でごめんねを呟きながら通り過ぎ、部屋の前で「このコですが間違い無い?」と、問われる。
雪の混じるスキマ風、横長ぎみの10畳位のコンクリート部屋、
手前から奥に向かい、立つのも大変な坂になってる.そして坂のテッペンは床のすぐ上にステンレスパイプみたいのが横いっぱいにあり均一な間隔に穴が空いていて、穴から、かなりの勢いで水が吹き出している。汚物を流す為らしい。
部屋中央辺りで体半分がびしょ濡れで、寒さと恐怖に震え、激しい震えで頭も揺れてるワンコ。
「ちゃちゃあ!!ゴメンね!心配だったよお!」
係員が開けてくれ、出しますよの声も聞き流し、飛び込む様に中に入り、持参のバスタオルで半身くるみ抱き上げようとしたら、しがみついてきた。
抱いたまま、あれこれ済ませキャリーバックに入れて車へ。
その足で獣医師の所へ。
君には叶いませんねと言いつつ、ちゃちゃを隈なく診察。
体に悪い部分はないけれど1ヶ月はねねとは隔離の指示。アンダーショットの指摘なのと経産犬といわれた。
チャチャが来てから良い事が沢山あり、福の神で、食いしん坊で穏やかでカワイイ。
「助ける」の意識なく、ただ必死で「ダメ!それは駄目!」の思いだけだったけれど。
チャチャが旅だった後に本に、命を奪われそうな動物を助けると、恩返しは稀でない、との記事を読み、そんな事しなくても、モフモフのカワイイ体で擦り寄って甘えてくれて、沢山のステキな想い出をくれたのに、と。
そうだ!
チャチャは想像妊娠をしたんだよ。
ベッドの下から異臭がして、調べたらカーペットがびっしょりで、板の間を歩くと、チャチャのおっぱいからミルク様の液がしたたり、慌て獣医師の元に駆けつけたら、経産犬にあり得る症状で、已む無く避妊手術をして止まった。
母性の強いコに有り勝ちとの事だった。
最後は、腹部ヘルニアで手術し翌日の朝もしっかりゴハン食べて、急に容態が悪くなり最後はみとれなかった。苦しむ事は無かったそうだが、退院を心待ちにしていたから、はなれ状態で別れた事は今までにチャチャしか無い。
チャチャには良いお宝を沢山運んでくれて心から「ありがとう」という想いが強い。
最後の下右は、何度もブログにアップしてきたマルチーズの男のコの「Rick リック」君。
私の恋人でナイト。
うるさいほどに記している。
想いは尽きない。
生まれ変われるなら彼のお嫁さんになりたい。
バカかな? でも忘れた日はない。愛している♥