スーパー銭湯をやめたきっかけ | おひろのブログ・libe

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思い付くままに…



これ、スーパー銭湯で知り合った、女性が作って下さった物で3枚あります。
今は2箇所になったけれど家の近くにスーパー銭湯が3軒あり、後に1箇所は閉まったけれど、残る2箇所の片方は複数店舗の規模の大きい店。
アナフィラキシーショックになる前くらいかな?
友人も出来て気持ちが良いから平日は毎日の様に大きい方の店に通っていました。
行くのを止めたのは、この毛糸のマットに関わる悲しい出来事が有ったからです。
私の行く所は規模の大きい方で、ある時に、高齢と見られる夫人が来られ杖を使って壁伝いに浴室に入った姿を目にしました。
ママが遠くなってから、私は.そういう方が気になり.浴槽に入る時に手をかして、洗い場に行く時も手伝い、背中を洗ってあげたりしました。
私は小さく.幸せな気持ちを味わい、会話の中で、たった1人の子供は男性で大学の教授だと聞く。
既に妻もいるが妻は銭湯に付き添って来るのを嫌い、息子はせめてもの孝行に連れて来るが、共には入れず、時間を決めて迎えに来て、帰宅前に毎回、寿司屋に連れて行ってくれるのが嬉しく楽しみ、と言ってらした。
確か4回か5回、そんな事を続けてから、帰る夫人をロッカールームに付き添った時に、フォトの品を
3枚、私の手に。
「上手じゃないけれども、もらってくれないかね?
 最近は目がよく見えないけど、貰って欲しく…」 
こんな風に言われたと思うけれど、実は
2回目から顔見知りの客に、私の行動は咎められていました。
手伝っていても、もしタイルの床で転んで頭を打ったりしたら、どうするの?
年寄りは湯の中で失禁する事もあり、来て欲しくない。
1人で風呂に入れないなら来るべきじゃない。
湯船で何かの発作で浮かんでた、みたいになったらアンタの責任だけで済まず、私等が迷惑する。

そこまで言わなくても…と庇ってくれる人も居たけれど、その状態でした。
だから、私は自分の胸の中だけで
「ありがとうございました」
とお別れを決めていました。
私は、実際にその方に何もお伝えできませんでした。(後悔はあります。)もう来ない事も。
沢山のこっていた入泉料のチケットも親しくなった中華料理の中国人の店主夫婦にあげました。
銭湯の友人には体調が悪く、ドクター・ストップになった、と嘘を言いました。
椅子の上に置いて座れば、ちょっとは、あったかいよ。       そう.おっしゃいました。
椅子の上に置いてはみるけど…
勿体なくて横に座り、膝に載せたり頬に当てたり…