生きるとは何なのかを知らない大人は、
たんに先に生きているだけであって、
何を知っているわけでもない…。
だから、教えられるのは、
自分がいかに知らないか、
これだけである…。
実際、多くの大人は、子どもよりも先に生きているから、
自分の方が人生を知っていると思っている。
しかし、これは、正しくない一面もあり、
先に生きている大人が知っているのは、
生活であって人生ではないのかもしれない。
生活の仕方、いかに生活するかを知っていることは、
人生を知っているということとは違うのだ。
生活と人生は、別物である。
生活を教えることが、人生を教えることではない。
「なんのために」生活するのか?
この問いが重要だ。
やり方の前に、あり方なのだ。