ある一流のアスリートのインタビューがTVで流れていた…



「今までお世話になったジムを移籍して、自分はもっと強くなる…」



私は、

「うん、そうなんだ、

自分がもっと成長できる環境を作ろうとしているんだな、

新たな挑戦をするんだ。」と思った。



「今、一緒にやっているトレーナーとは長くやりすぎて、

友達みたいになってしまった。」


「だからジムを移籍するんだ。

もっと教えてくれるトレーナーと一緒にやるんだ。

もっと学びたいんだ!」



私は、この部分のコメントに違和感があった。



「一流のアスリートに、

トレーナーがそんなに教えることがあるのだろうか?」



「自分が強くなるためには、

もっと教えが必要なんだ。

学びが不足しているから自分は強くなれないんだ。」

というように私は、聞こえた。



「自分が強くなれない原因は、

自分にあるのではなく、

自分の外側にある。」

このようにも受け止められる。



物事がうまくいかない原因が、

自分の外側にあると思っている限り、

物事は決してうまくいかない。



ノウハウコレクターという言葉があるが、

ひょっとしたら、

そのアスリートもコレクターになっているのかもしれない。



「何の制約もなかったら何をしますか?」

「本当はどうしたいの?」

「何のためにそれをしているのですか?」

 

この質問は、シンプルだけど非常に難しい。

しかし、この質問に心身一致して答えることができると、

自分にとって必要なことが明確になる。

だからノウハウコレクターになる必要がなくなる。

自分の内側からモチベーションが湧いてくる。



つまり、自分の人生という器の形や容量がわかるので、

必要以外のものを求めなくなるのだ。

必要最小限の量で十分、

自分の人生という器が満たされるので、

いつも心が穏やかで安定している。



ノウハウコレクターとなる人は、

自分の人生という器の形や容量がわかっていても、

器の底に穴があいているのだ。

だから器が満たされることがない。



そのアスリートの本心はわからないが、

インタビューを見ながら余計なことを考えてしまった。

 

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