子どもと動物園に行き、いろんな動物を見る。

 

サルを見たり、キリンを見たり…

 

とある動物のコーナーに行くと何もいない。

 

あれ?何もいないね。

 

父親が子どもに

 

「何かいるかな?」とそっけなく聞くと、

 

「何にもいないから次に行こう!」と別のコーナーに走って行く。

 

 

 

しかし、

 

父親が子どもに

 

「何がいるかな?」と興味深く聞くと、

 

「ちょっと待ってお父さん」と言って

 

子どもは、そのコーナーを探しまくる。

 

そして気がつく。

 

遠くばかり探していたら、

 

目の前でライオンが寝ている姿に。

 

「うわーなんかおる、ライオンがおる。」

 

子どもは父親のもとに行き、

 

「お父さん、すごいよ、ライオンがおった!」と目を輝かせて伝える。

 

 

何も見えない動物のコーナーで、

 

「何かいるかな?」と、”いない”前提で質問されるのと

 

「何がいるかな?」と、”いる”前提で質問されるのでは、

 

質問された側の行動は変わるのだ。

 

そして、発見した時の驚きと喜びも違う。

 

 

 

 

私は、大学生のキャリアコーチングをするときに

 

まず、自分らしさを探求する。

 

その時、私は、徹底的に自分らしさは既にある前提で関わります。

 

関わる理由は上記で述べた通りで、

 

自分らしさがある前提で関わると真剣に探すし、

 

発見した時の驚きと喜びも違うから。

 

 

 

 

自分らしさって

何かある?

 

自分らしさって

何がある?

 

 

文字にした時は、ほとんど同じ。

しかし、受け止める側の反応は全く違う。

 

 

あなたの中にもライオンが寝ている。

 

探すのはあなた。