「最近、私のまわりで落ち込んでいる人、鬱になる人が多いんですよ。」と、大学生から相談を受けた。
大学3年生で、来年は就職活動。いや、すでにインターンシップなどで、人材の青田刈りは進んでいる。
就職活動って、試験や面接などでふるいにかけられるので、個人を承認するよりも、どうしても否定的に捉えてしまう。
勇気づけよりも、勇気くじきが行われる。
人との競争が苦手な優しい人は、
勇気くじきにあうと、これ以上傷つかないように勇気を出さなくなる。
そうなると、「もう、私ってダメだ!」、「自分に自信が持てない!」となる。
自分の未来に希望が見いだせず、落ち込むのである。
人によっては、落ち込んでる状態に意味をつけようと、鬱病と診断書をもらう人もいるようです。
「何で診断書をもらうんだろうね?」と、相談をした大学生に質問すると、このような返答。
「両親や友達が優しくしてくれるから…。」
「お~っ、そうなんだ。」
もし、そうであるなら、その人は恐らく鬱病ではないだろう。
もし、勇気くじきにあい、これ以上頑張れないと思うならば、方向転換、視点の変更をするチャンスなんです。
なぜなら、
他人の期待に応えるために、これ以上頑張らなくていいから。
これ以上、他人の目を気にしなくていいから。
社会の常識に、これ以上合わせる必要はないから。
もし、落ち込んで、自信を無くしている人がいるのなら声を大にして伝えたい。
競争が苦手な人にも向いている仕事はある。優しさが求められる仕事もあることを。
まず、自分の価値観・信念を大切にするんです。他人や社会の目を気にせず自由な発想で考えると必ず目に前に現れるんです。
私たちは、自分の幸せを知って生まれてきているから…。
大丈夫、
自分を信じて前に進もう。
それが、自信。
自信とは持つものではなく、前に進むとついてくるもの。