『今日我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベルで解決することはできない。』

『この世の重要な問題は全て、それを作りだした時と同じ意識レベルで解決することはできない。』

『今日世界に存在する問題は、それを作った考えのレベルでは解決できない。』

『いかなる問題も、それを作りだした時と同じ意識レベルで解決することはできない。』


『The problems that exist in the world today cannot be solved by the level of thinking that created them.』


アインシュタインの名言であるが、簡単そうで、非常に難しいことなのだ。

自分自身の考え方を変えることは…。

自分自身の意識レベルを変えることは…。


東京築地の移転問題のニュースを見ているとき、アインシュタインの言葉が頭の中に浮かんだ。

原子力発電所の廃炉の問題も同じである。

『今日我々の直面する重要な問題は、その問題をつくったときと同じ考えのレベルで解決することはできない。』

個人の人生においても同じようなことが言える。

『いかなる問題も、それを作りだした時と同じ意識レベルで解決することはできない。』

個人の人生における、非常に困難な問題に対して、私たちは過去の問題解決の方法に頼ろうとする。

また、無意識に問題に対処するために、自分の価値観、信念に従い行動する。

実は、その自分の価値観、信念に従った行動が、非常に困難な問題を引き起こす原因になっていることがある。

非常に困難な問題は、かなり時間が経ってから発生するので、まさか自分の価値観、信念がその問題を作っている原因であるとは誰も思わない。

だって、自分の価値観、信念でたくさんのことを達成してきたから…。

でもね、どうしようもないくらい大きな問題に直面した時、人は価値観、信念が変わる。

大きな震災が起きた時、人間は自然の前では圧倒的に無力である。

全てを失った時、それでも命の灯火(ともしび)が消えない人は、必ず価値観、信念が変わる。

未来の自分が手招きする。

「いつまで、そんなに重いもの持っているの。全てを手放して、前に進もうよ!」

その問いかけに素直に「はい!」と言える時、

「全てが変わる。」

「より少なく、より良く。」

「Less is more !」

『The problems that exist in the world today cannot be solved by the level of thinking that created them.』