哲学者の故 池田晶子さんの本に書いてあった言葉。


『幸せとは形(器) 形(器)があるから満たされる(幸せになる)形(器)をつくること。』

「確かにそうだな。」と思う。



例えば、朝食。

丁寧にだしをとったみそ汁と炊き立てのご飯に季節のお漬物、これがあったら幸せ。

トーストにヨーグルト、コーヒーに果物。これがあったら幸せ。

それぞれに形がある。

逆だと、お腹は満たされるけど、心は満たされないから、幸せではない。


幸せの形(器)は、人それぞれ。


生まれや育ちによって、十人十色だと思う。



気をつけないといけないのは、いきなり大きな形(器)を持ってこないこと。満たされず常に不満足となり、その不満を振り切るために、代償行為に走り、疲れ果ててしまう。

心の安らぎとは自分で掴むもの。与えられるものではない。

だから、今の自分にあった形(器)を思い描き、毎日それを積み重ねること。