もうすぐ新入生が入ってきます | 偽Librarianの苦悩

偽Librarianの苦悩

大学図書館に勤務する偽ライブラリアン(司書免許なし)が日々の仕事で感じたことや毎日の生活のできごとを綴ります。

早いもので今日から4月です。入学宣誓式が終わればドドッと新入生が押し寄せてきます。そして新入生を待ち受けるのは、オリエンテーションです。私が大学生の時も、もちろんオリエンテーションはありました。
でも現在のオリエンテーションは、私たちの頃とは「重要性」が違います。何でと聞かれると、「大学のシステムにログインする方法」、「どの講義を受講するかの設定方法」、「大学からの重要なお知らせの受け取り方法(G-Mailです)」、「図書館マイライブラリーの見方」などの説明があるからです。


大学は高校までとは違って、どの講義やどの演習を受講するかは誰かが決めてくれるのではありません。時間割やシラバス(授業計画書のことです。講義内容や評価の仕方などが詳しく書かれています)を見ながら、自分で決めて大学に申請しなくてはなりません(履修登録とよんでいます)。
履修登録は私たちの時代でもありましたが、私たちの頃は配られた登録用紙に書いて申請していました。でも今はWeb登録です。パソコンなどで大学のシステムに入って、どの講義、どの演習を履修するかを入力するんですね。
で、当然ながらシステムに入るためには「パスワード」が必要なのです。オリエンテーションでは各学生にシステムに入るためのIDとパスワードが書かれた紙が渡されます。でもそこに書かれているパスワードは「初期値」です。
つまりランダムにアルファベットや数字が9つ組合わされたもので、とても覚えられるものではありません。
それでオリエンテーションの時に、自分が覚えられて、しかも誰にも予測されないパスワードに再設定するよう手続きを行います。
この時、口が酸っぱくなるほど「IDとパスワードを忘れないでね」と言っているのですが、毎年、「パスワードを忘れました・・・」と言ってくる学生さんがいるのです。
そうなると私たちが使っているパソコンと学生さんの携帯(ほとんどスマホですね)とを見ながら、一つ一つ順序立てて「本当に忘れているのか、勘違いしていないか」を確認しながら応対します。
たいていの学生さんは応対している途中で思い出してくれますが、中には本当に忘れてしまった方もいらっしゃいます。そうなると「再再設定」しなくてはなりません。


「再再設定」はそんなに面倒な作業ではないのですが、システムにログインするIDとパスワードは「身分証明書」と同じですから忘れないでいてほしいのです。だってね、システムにログインできないと履修登録はもちろん、休講や補講の連絡とか試験の日程、就職ガイダンスの予定、図書館で借りている本の情報(本のタイトルや返却期日はいつか)といった大学生活で必要な情報は一切見られないのですから。
IDとパスワードがどれだけ大切なものかという意識が薄いということが悲しいのです。
では、また。