『子どもはどこで犯罪にあっているか』 | 偽Librarianの苦悩

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大学図書館に勤務する偽ライブラリアン(司書免許なし)が日々の仕事で感じたことや毎日の生活のできごとを綴ります。

先日、埼玉県三郷市と千葉県松戸市で起きた連続通り魔事件の容疑者として男子生徒が逮捕されましたが、相変わらず物騒な事件が後を絶たないですね。


そんな中、気になる本を書架から見つけました。それが『子どもはどこで犯罪にあっているか』(中村功:著)という本です。2000年に晶文社から出版されたこの本は、学内でも結構読まれているらしくて、本につけている「返却期限票」はスタンプだらけになっていました。


この本には「危険空間」として集合住宅の北側公園とか居住性の低い集合住宅、大規模な無人駐車場、高架下の公園、単身者用アパートなどいくつものポイントを示しています。とばし読みしただけですが、確かに危険性の高い空間の共通点はあるようです。
そしてこの本が興味深い点として、ただ「危険性」を訴えているのではなく、どのような公園が安全なのかを提言している点です。


中でも56章の「設計監理が防犯性にすぐれた公園1」には、数ヘクタールの広い公園にも関わらず、ほとんど犯罪が発生していない例が紹介されています。この公園の優れた点として著者は、「公園内部の施設や樹木の設計・管理」、「利用者数の多さ」を指摘しています。そして「どんな公園も近隣住民に親しまれ利用され愛されることによって、犯罪から守られる安全な公園になっていくのです」と訴えています。
景観を重視した町作りではなく、犯罪を未然に防ぐ町作りをしてほしいものですね。


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