物を大切に使う。
物は、応えてくれる。
物は裏切らないしね。

パソコンの修理の仕事をしていたとき、物理的には絶対に同じもののはずなのに、機械にも相性というものがあることを知った。
意外と物は、人間くさい一面がある。
なので、おだててごまかすことにより、きちんと動作してくれるようになる。
もちろんそのおだて方は、人間ではないので言葉ではないけれど。
そこまでのネタあかしはしないよ、そこは才能だから。

先に理論を学んでしまった人では、納得がいかないような手法だったりする。
あいにくと全て独学で積み重ねてきたものだったから、目で見ている、手で実際に触っているものなので、本で読んだり誰かに教わるのとは絶対的に違うところにいて、ましてや直さないと仕事にならないのなら、そこに理屈など糞食らえだ。
現場的には、理屈では飯が食えないものがある。

火の起こし方を本で読んだことがあるだけと、実際にやってみたことがある人の差かな。
どんどん、自己流ってのを開拓していって、簡単にできるようになっていく。
周りから見たら「なにそれ、魔法か!」でも、本人からしたら「ふつうじゃない?」的なことって、世の中に溢れているように。

派遣でうまいこと潜り込めた東大卒だ慶応卒だのだらけのチームでは、もちろん作っているものがアプリだったのもあるけど、理論が先行するんだよね。
まあ、そりゃそう、出来上がってるものを使ってるだけだから、いかに合理的に与えられた課題をこなすかだけ考えればいい。

実地的臨機応変さ、理論的機転の利かせ方。
両方のセンスを持ち合わせてる人は、案外少ない。
特に男性は、どっちかになる。
みんな、やればできるはずなのに、やる必要に駆られたことがないだけか、先入観にとらわれてしまっているか。

感覚を大切にしていて、理論じゃねえんだよと豪語する人も多い。
頭でっかちは、現場で使えないと思い込んでる。
棲み分けでいいんじゃない?
理論は大切だよね、根底だよ。
それに、生きているなら物理学の基礎を学んでおいて、損はない。
そんで、その感覚って、物理学を超えたところでは絶対にないよ。

いくら仕事ができる人でも、物理学を軽んじてる人は尊敬できない。
不器用でもいい。
頭でっかちでもいい。
頭にきちんと物理の法則が前提としてある人じゃないと、生理的に無理。

器用な生活をしたいなら、私が支えるから。
男はデスクの上でひたすら夢を追っててくれたらいい。
だって、自分が器用なんだもん、もうひとり器用な人間なんか要らない。

iPhone水没を何度もしてる。
でもね、全然平気。
…思いっきり物理の法則を無視してるって?
違うね。
物がどう作られているか知ってるだけ。
壊れるときは、壊れる。
壊れてもいいじゃん、しょせん物は物。
取り替えのきくものなら、致命的ではない。
水没が怖いなら、そもそもiPhone使わないわ。
ツールに使われるな、ツールは便利に使おう!
便利に使い倒して、それで壊れちゃったら、さっさと諦めよ。

長いこと悪魔みたいな奴に鍛えられてたから、そいつを消し去って、ふと思ったわ、なに、自分が魔法使いだったのってw