以前、一度だけ食事した人がいる。
知り合いの知り合いで、その食事もふたりきりではなかった。
私のアドレスをその人が知りたがってると後日聞いたので、なんとなく普段使いのGmailやiPhoneの直メはやめて、自分から読みにいかないと見ることのないibisMailのアドレスを伝えるようにしてもらった。
数日後、ハッと気づき、そうだったとibisMailを立ち上げた。
その人からのメールが山ほど来てた。
最初はなにかあったのかと焦ったが、内容は、最初は挨拶めいたもの、次に送信がちゃんとできたか気にしてるような内容がしばらく続き、お願いだから返信をくれと懇願してきて、諦めたかのような内容に変わり、いきなり裸の写真が添付されてたと思いきやそれを謝罪するメールがずらずら続き、そっからもひとり喜怒哀楽で満載で、ある意味すごいと感心した。
でも、ぶっちゃけ、めんどくさい。
自分がめんどくさいタイプだから、同じタイプは求めてない。
自分のiPhoneの環境を伝える簡素なメールを一本送り、そこに、見なかった事実だけは謝りを入れた。
それが、たったそれだけのメールが、彼には「次はいつ会えますか?」になぜか見えたらしい。
私は、人に好かれたとわかると落ち込むクセがある。
大手企業の面接官を相当数騙してきた、「第一印象で人によく見られるコツ」を日常生活でもバリバリに実践してんだなぁって、嫌でも自覚させられるから。
私ってつまんない人間なのに、みんなころっと騙される。
興味のあるふり、共感するふり、熱心に聞いてるふり…。
ものすごい笑っちゃうぐらいにふりなのに、みんながみんな、この人は自分のこと真剣に相手してくれるんだ!と熱烈にかんちがいしてくださる。
この、演じてる自分が大嫌いなのに、演じてる私をみんなが好きになる。ゆえ、演じ続けなければいけない。
いい人なんかじゃない。
私はね、どうでもいい人なんだよ。
その他大勢ってやつなの。
だから、選ばないで、偽物を。
騙されないで、私みたいなクズに。
毎日メール攻撃が続き、いいかげん遠回しな逃げ口上のストックが切れた。
自己嫌悪MAXに到達し、来たメールにレスできない日が来てしまう。
相手はまた、ひとり喜怒哀楽妄想ループに入った。
私の状況を見かねた共通の知人が手を回し、しばらく私は忙しい人で通すことに話は落ち着き、メールもあまりできる環境にないみたいな感じに濁した。
メールはぴたりとやんだ。
iPhoneをいじってて、もう忌まわしいibisMailのアプリそのものを削除してしまって一ヶ月くらい。
iPhoneの調子がおかしくなり、バックアップから復元することにした。
あんまり小まめにバックアップをとるタイプではないので、復元されたiPhoneを見て、かなり後退した状態にため息が出た。
使いやすいようにカスタマイズしててibisMailのアプリがそこにいる姿に驚き、削除する前に単に確認として開いた。
そこには。
未読のメールの山。
またあれだ、喜怒哀楽妄想ループ。
最後のほうとか、見てて怖かった。
読んでるんでしょう?
なんで返信くれないの?
僕のことがそんなに嫌いになったの?
鬱の波がドーンと襲ってきた。
なんか、羨ましかった、こういう人。
世界の中心、自分なんだろうな。
自分、自分、自分って、他人を追い込むことわかってない。
これがそんなに必死になること?
あんた、他にやることないの?
解離した私はいい子ちゃんじゃない人格を纏って現世に降りてきて、メールは一切見てないこととアカウントを削除することだけを返信した。
バーカw
泣いた。
好かれたくもない奴に好かれる覚悟、そんなのねえよ!
それなのに、愛想振りまいてる自分、大嫌い!
消えたらいいのに、こんなバカ。
今、クラブで踊りまくってる姿は本物の私。
しょこたんft.ニッキー・ミナージュに騙されるなよ、当たり障りだけはいいからな。
iPhoneからの投稿
知り合いの知り合いで、その食事もふたりきりではなかった。
私のアドレスをその人が知りたがってると後日聞いたので、なんとなく普段使いのGmailやiPhoneの直メはやめて、自分から読みにいかないと見ることのないibisMailのアドレスを伝えるようにしてもらった。
数日後、ハッと気づき、そうだったとibisMailを立ち上げた。
その人からのメールが山ほど来てた。
最初はなにかあったのかと焦ったが、内容は、最初は挨拶めいたもの、次に送信がちゃんとできたか気にしてるような内容がしばらく続き、お願いだから返信をくれと懇願してきて、諦めたかのような内容に変わり、いきなり裸の写真が添付されてたと思いきやそれを謝罪するメールがずらずら続き、そっからもひとり喜怒哀楽で満載で、ある意味すごいと感心した。
でも、ぶっちゃけ、めんどくさい。
自分がめんどくさいタイプだから、同じタイプは求めてない。
自分のiPhoneの環境を伝える簡素なメールを一本送り、そこに、見なかった事実だけは謝りを入れた。
それが、たったそれだけのメールが、彼には「次はいつ会えますか?」になぜか見えたらしい。
私は、人に好かれたとわかると落ち込むクセがある。
大手企業の面接官を相当数騙してきた、「第一印象で人によく見られるコツ」を日常生活でもバリバリに実践してんだなぁって、嫌でも自覚させられるから。
私ってつまんない人間なのに、みんなころっと騙される。
興味のあるふり、共感するふり、熱心に聞いてるふり…。
ものすごい笑っちゃうぐらいにふりなのに、みんながみんな、この人は自分のこと真剣に相手してくれるんだ!と熱烈にかんちがいしてくださる。
この、演じてる自分が大嫌いなのに、演じてる私をみんなが好きになる。ゆえ、演じ続けなければいけない。
いい人なんかじゃない。
私はね、どうでもいい人なんだよ。
その他大勢ってやつなの。
だから、選ばないで、偽物を。
騙されないで、私みたいなクズに。
毎日メール攻撃が続き、いいかげん遠回しな逃げ口上のストックが切れた。
自己嫌悪MAXに到達し、来たメールにレスできない日が来てしまう。
相手はまた、ひとり喜怒哀楽妄想ループに入った。
私の状況を見かねた共通の知人が手を回し、しばらく私は忙しい人で通すことに話は落ち着き、メールもあまりできる環境にないみたいな感じに濁した。
メールはぴたりとやんだ。
iPhoneをいじってて、もう忌まわしいibisMailのアプリそのものを削除してしまって一ヶ月くらい。
iPhoneの調子がおかしくなり、バックアップから復元することにした。
あんまり小まめにバックアップをとるタイプではないので、復元されたiPhoneを見て、かなり後退した状態にため息が出た。
使いやすいようにカスタマイズしててibisMailのアプリがそこにいる姿に驚き、削除する前に単に確認として開いた。
そこには。
未読のメールの山。
またあれだ、喜怒哀楽妄想ループ。
最後のほうとか、見てて怖かった。
読んでるんでしょう?
なんで返信くれないの?
僕のことがそんなに嫌いになったの?
鬱の波がドーンと襲ってきた。
なんか、羨ましかった、こういう人。
世界の中心、自分なんだろうな。
自分、自分、自分って、他人を追い込むことわかってない。
これがそんなに必死になること?
あんた、他にやることないの?
解離した私はいい子ちゃんじゃない人格を纏って現世に降りてきて、メールは一切見てないこととアカウントを削除することだけを返信した。
バーカw
泣いた。
好かれたくもない奴に好かれる覚悟、そんなのねえよ!
それなのに、愛想振りまいてる自分、大嫌い!
消えたらいいのに、こんなバカ。
今、クラブで踊りまくってる姿は本物の私。
しょこたんft.ニッキー・ミナージュに騙されるなよ、当たり障りだけはいいからな。
iPhoneからの投稿