例えば、立派な家系図に、ぽつりと私が載ってる。
おそろしく相応しくない。

例えば、資格だらけの家系なのに、普通免許のみの私。
かなりな面汚し的存在。

みんな、特殊技能な職業で第一線。
いくつになっても辞めることができない。
なぜなら、後を継ぐ者がいないから。
私?
どうしたの、私。

なにもできない。
なにも極めてない。
子孫すら残してない。
優秀な遺伝子を盗んでやることすら、子宮が弱くて画策できない。
不可能には勝てない。

なんでも、導入時は人より上に立つ。
だが、それ以上がない。
スキーなんて、はじめからインストラクターに驚かれるくらい滑れた。興味は一瞬で薄れた。
絵なんて、幼稚園の頃から飾られるのが当たり前だった。描けるのが当たり前で、興味ない。
テストは100点以外は落ち度があるとされた。そもそも、テストや成績を評価されたことがないから、興味ない。

私、なにもできてない。
いちばんに親戚に頼られてるけど、それは頑張りすぎてそろそろガタがきてる。
だって、小樽の親戚と見合いさせられそうなのって、そういうことでしょう?

汚すな。
せめて、汚すな。
無言でそう示されてる。

重圧。
どうして、結婚して子どもを産むことが女の幸せだと押し付けられるの?
確かに、誰ひとり幸せにしてない事実はあるけど。
まだ待って。

だって、まだ、私が幸せになってない。
自分が幸せじゃなきゃ、他人を幸せにすることなんてできないよ…。

一流品の落ちこぼれは、上の下かと思いきや、底辺にいる。



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