車の中、AKBなんとかってののCDが垂れ流し。
…そうだった、親友はいいやつだが、アイドルヲタクだった。
ドライブという選択肢は間違いだったな。

まあ前向きに考えようと、曲に聴き入ることにした。
…。
申し訳ないけど、理解できない。

「なにがいいわけ?」
聞いてみた。
「若さ…」
ぶ!
あんた、リアルじゃ年上が好きなくせに!!

私がケータイをいじってたら、「メール? 相手、男?」って、彼氏面された。
すんごい新鮮だった。
だから彼にメールが来たとき、わざと「なあに、女の子?」ってヒステリックにきいてやった。
車の中、爆笑。

その後、話は儲け話に。
「AKBなんとかってのはメールのサービスしてないの? ほら、例えば朝にランダムでおはようメールが来るとか」
提案してみる。
「誕生日に来るサービスはあったと思うよ、有料で」
「金払ってまで、年に一度なの?」
「100人くらいいるし、好きな娘には年に数回しかあたらないね、毎朝でも」
「だから、そのドキドキ感を買うんだよ! ギャンブルする人って、結局そういう心理でしょ」
「ランダムだと、下手すると一年に一回も当たらないじゃないか」
彼はご不満な様子。
ギャンブルしない私たちにはわかんないかも。

アイドルの曲って、歌詞が総じて○○(←なんでもいいよ)っぽい。
わざわざあのグループ入ってまでこんな曲歌わされるのかわいそう過ぎない?
歌唱力も入るときに問われるんだよね??
R&Bを声高々に歌えとは言わない。
せめて、そのくだらない歌詞は拒否しないか?
あーあ、聴いてるほうが恥ずかしかった。
アイドルって本当に大変だね、同情したよ。

一般人で良かった!
クラブで好きに踊れる。
DJさんの追っかけを堂々とできる。
なにより、自分に楽曲がまとわりつかない。
音に囚われるのはある種の…なんだろ、とりあえずなんかしらの苦。

親友とは、前まで宇多田ヒカルを車ん中カラオケしたのに、これからは超アイドルか。
ネット上では女になりたがりだし、彼はどこへ向かおうとしてるんだろう。
最近、付いてけないと17年連れ添っててやっとわかってきた、それが。
とりあえず。
もうドライブは、しばらくやめるよ。


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