QUEENを初めて知ったのは、The Show Must Go On がビルボードにチャートインしたときだった。
重い世界観だなぁ、この人たち。
なんて子ども心に考えた。

知らなかったよ、フレディがエイズで死にそうなことなんて。

チャック・パラニュークふうに書くなら、死にゆくものを目の当たりにすると、そこだけがクローズアップされるってところだろうか。
問題は、病気じゃないところは見てもらえなくなるということ。
病気なのは一部分。
病気じゃない大半の健康な部分は忘れ去られる。
皮肉だな。

私の書く話に、QUEENはけっこう出てくる。
フレディが生き返ってバンド演奏してくれたり、曲名のライブハウスが出てきたり、曲名をまんまタイトルにしたり。
まあ、フレディが好きなだけ。

どこが好きって、才能もだけど、女装も出っ歯気味なところも胸毛も裸にネクタイなところも含めて、世界観が好き。

もしフレディがのほほんと余暇を過ごしていたら、どんな曲を歌っただろうか。
The Show Must Go Onという曲は決してできていなかっただろうね。
私とQUEENの出会いは違う曲になっていただろう。

尊敬に値するから、パクる。
好きだからカラオケで歌う。
愛しちゃってるから車の中でBohemian Rhapsodyを大合唱する(これは映画のパクリだけど)。

The Show Must Go Onからの始まりでよかった。
Crazy Little Thing Called Loveだったら見向きもしてないだろう。

QUEENの数ある曲で、いちばん好きなのは、アルバムNews of the Worldの中から、Spread Your Wingsという曲だったりする。
なぜかはわからない。
曲が好きなのになぜもへったくれもないよ。
好きなもんは好き。それだけ。これは感情論なの。
音痴な物書き理系人間の曲のチョイスなんてそんなものだ。