手術後初めての夜は、テレビを低音量でつけながら眠りました。2人部屋ですが、昨夜は私1人のプライベートルームで、快適です。

4時間おきにバイタルチェック（血圧、赤血球中酸素飽和度、体温）が入ります。輸液や薬をその間に持ってくることもありました。口の中を濡らす水とスポンジも3回入れ替えてもらいました。大体2時間おきくらいに起きていた気がします。

朝４時半に昨日のナースが登場、歩いてみました。開腹手術で硬膜外麻酔無しだったのでお腹は予想通り痛いけど、ちゃんと立ち上がれました。お、これならいけるかな？と、今いる階を一周することもできました。私の中では上出来です。

呼吸器系をちゃんと機能させ続けるための道具ももらって、1時間に10回吸って吐いてを繰り返します。

朝６時に、執刀医と手術室ナースが登場。フロアを一周できたと話をしたら、今日は、15周するからね、と言われました。全部で1マイル、1.6キロ歩くのです。スパルタです。それからお腹の傷口チェックをして、よしよしと言って１分足らずで去っていきました。（相変わらず早い）

ナースによると、今日の目標は、液体を摂取できるようになること、だそうです。昨晩から胃朝はぐるぐる鳴っているけど外にはまだ出てこないので、早くガスが出てくれないかと祈るばかり。

昨日の血液検査結果がポータルサイトに上がっていたので、見てみました。GC療法後（2ヶ月前くらい）のヘモグロビンが8.2 g/dLで、術前検査時（１週間前）には9.8まで戻っていたのですが、昨日の手術時の結果を見ると7.2に落ちていていたので『ん？』と思っていたら、今朝の採血では10.8まで上がっていたので、どうやら輸血を受けていたようです。（執刀医が「全てうまく行った」としか言わずに去っていったので聞く機会を逃した。）

しばらくしたら、液体を飲んでも良いと許可が出たそうで、朝食を注文しました。アメリカの病院では、メニュー表が出てきて、自分で電話して頼む仕組みです。コンソメスープ、リンゴジュース、イタリアンアイスと炭酸水をお願いしました。食べ切れなかったので、一部は昼に食べました。

まだベッドの上でコンソメの入ったボウルが遠かったのでぬるくなってからストローでスープを飲みました。液体を飲めるようになっただけでも大きな一歩です。

病室のあるフロアをぐるぐると歩いて回りましたが、椅子に初めて座るときに、ストーマとは反対側のお腹にある腹水を抜き出すためのカテーテルのところに激痛が走りました。どうやら、カテーテルがズレたようです。それ以来、カテーテルの根元に腹水が出てくるようになって、パッドを巻いてもらっても寝巻きまで濡れました。ちょっと前に下着も寝巻きも全部頑張って変えたのにすでに濡れている・・・😢漏れているということは一応腹水が抜けているので、問題はないのかもだけど、寝巻きが濡れ続けるのはちょっと厄介。そのうち、ウロストミーのバッグをくっつけるステッカー（？）も、お腹の傷口保護のテープの上から被せられていたので、おへそのある真ん中寄りの上側が完全にめくれ上がっていました。私のお腹は右も左も漏れが発生。

オストミーナースが来るのは翌日だそうで、今日は行けないから病棟にいるナースに張り替えてもらうことになりました。1人目が無理で、2に目が補強で対応しようとしたけど、やっぱりダメだと言って三人目を呼んで、ストーマとの結合部分のWaferと言われる部分とパウチ全取り換えでやっとこ処置が終了。終わって廊下を歩きに行こうと思ったら、輸液ポンプのバッテリーが切れてしまって、要充電で歩きに行けず・・・。ぐったりしてしまいました。

夕方５時半前くらいに夫が会社帰りに寄って1時間半ちょっと滞在してくれ、ベッドから降りる手伝いをお願いしやすかったこともあり、一緒に歩きましたました。今日は同室にルームメートができたので、相部屋です。と言っても、真ん中を完全にカーテンで締め切ってあるので顔を合わすことも言葉を交わすこともなかったのですが。今日は昨日よりも病室がいっぱいでナースも忙しそうでした。

今日は一日胃やら腸やらがグルグルと音を立てていましたが、夜寝る直前にやっとこガスが出ました。腹水はまだ赤いですが、尿はだいぶ赤みが消えてきて昼は漏れでいろいろ大変でしたが、大きな前進がありました。

術後1日目（膀胱全摘＋回腸導管増設術）