医療用ウィッグ(こちらではCranial prosthesis（頭蓋の人工装具＝髪の毛？）という処方箋が出るけど便宜上医療用ウィッグとここでは呼びます)を作りに行って4週間ほど経ってしまいましたが、体調が良くなってきたので受け取りに行ってきました。

前回作りに行った時のブログはこちら↓

『ウィッグもとい、Cranial prosthesis を探しに（4）医療保険でウィッグを作る』保険会社の手続きに時間がかかりましたが、やっとのことでこの週末に医療保険を使ってウィッグを作りに行ってきました。保険なので最低限のものかと思ったら完全オーダー…

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前回、頭のあらゆる部分の長さを測定したオーダーメード。髪の毛はそんなに減っていないからピッタリ合うはず、と試着してみると・・・どこをどう測定したらここまで大きくなるのかというぐらい、ガバガバ。下向いたら落ちました。保険で100％カバーされたので文句は言えませんし、アメリカの大雑把さには慣れているつもり、でも保険会社に70万円近くの請求を出している代物だったら一発でパシッと合うと思っていました。

前回測定した人呼び出し、お直しを言いつけられておりました。

待つこと１時間半。。。。やっとそこそこフィットしたので、やっとウィッグの人毛をカットしてもらうこができました。まずは前髪部分のレースを切り落とし、不揃い気味の後ろの髪を切り揃えます。次に前髪・・・。キャンサーサバイバーでヘアスタイリストのオーナーの70代のおばちゃん、「あなたは前髪作るよりも、おでこを出した方がいいわよ」と言って前髪切るのを嫌がります。（真ん中の写真の前髪のまま放置しようとした。）何とか、長めの前髪で横に流すけどおでこは出すという妥協点を見出し、やっとのことで切ってもらいました。髪の毛があるのとないのではずいぶん印象が変わりますね。ただ、昔の髪型とちょっと違うので、見慣れぬ髪型に違和感がちょっとあります。一度切ると伸びてこないので、これからちょっと色々いじってウィッグに慣れてみて、ダメならまた（前髪切りに）来ます、と今日はとりあえずここで終わることに。もう少ししっくりくるように思えるには時間がかかりそうですが、大きな進歩です。

私の作った医療用ウィッグは、全体をメッシュにしてと注文したけど、メッシュはフロント部分だけということに、家に帰ってきて脱いで気づいた・・・。適当すぎる。このまま使い続けようとは思いますが、明日電話して注文と違うものが作られたと伝えるだけ伝えてみようと思います。

メッシュフロントの生え際はこんな感じ↓

内側からみるとこんな感じです。メッシュ部分のどこでも分け目を作れます。サイズを直してもらった後もまだ少し緩かったので、後ろにはクリップをつけてもらいました。

以前とりあえず会社のバーチャルミーティングのために買った医療用じゃないウィッグに比べるとやはりフィット感はだいぶ良いし、髪も人毛だけに自然な感じです。家まで１時間、医療用ウィッグをつけたまま運転して帰ってきましたが、ズレることもなく安心してつけられそうです。（とりあえず買ってあったウィッグは、運転のような動きがあまりないことでもズレていた。）ただ、私はもともとヘアバンドでも頭が痛くなるのだけど、この医療用ウィッグでも似たような感じで、こめかみから耳の部分にあたる「タブ」のようなものが、頭を圧迫するのかお家に帰ってきて、肩こりというか、頭がちょっと痛い感じがあったので、今後ストレスが少なく過ごせる付け方を色々試さねばと思いました。

何はともあれ、やっと医療用ウィッグが手元にきたので一安心。ドナーさんに感謝しつつ、明日からどんどん活躍してもらおうと思います。

ウィッグもとい、Cranial prosthesis を探しに（5）医療用ウィッグを受け取りに