いよいよ抗がん剤最終投与日です🎊　記念撮影📸　

今日は昼すぎからスタートなので昼食食べてから、というのが違いますが、いつものように、ラボテスト→腫瘍内科医とナースの診察→抗がん剤投与です。

軽度とはいえ、初めて、乗り物酔い感・つわり感が消えぬままこの日を迎えてしまいました

まずは、ラボ。普段の血液検査に加えてリサーチ（治験）用の尿と血液のサンプルがありました。メインの治験は終わっているのですが、遺伝子情報がお役に立てるのならサンプル提供する、というものに同意してあったので、そのためみたいです。しかし貧血気味で余分に採血は辛い。。。

30分ほど待って、いつものように血液検査結果がアプリに表示され始めます。やっぱり赤血球系が低く、ヘモグロビンは9.1 g/dL。ヘマトクリットは25。どうりで息切れがするわけだ。低いけど、輸血するほどでは無いし、最終サイクルで9で保ってくれたなら上出来だよ、と腫瘍内科医に褒められました。（私は動物の血液検査結果を評価することがありますが、10を切ると強めにフラグを出します。が、輸血のリスクがあるからと思いますが、人間の医療ではどうやらヘモグロビンが8とか7 g/dlになるまで待って輸血するそうです。）体重も、3Lb(1.5キロくらい）しか減ってないから、上出来、と。腎機能（BUN）がちょっと高めでしたが、水飲めてなかったからちょっと予想通り。クレアチニンは標準値内だったので、ま、良いでしょう、とのこと。マグネシウムが低値になったので、追加投与すると言われました。この時は正直マグネシウム追加投与を甘くみていました・・・。

過去のインフュージョンサイトのあざ、血管痛について、3回目（第2サイクル1週目）の投与部位の血管が特に硬くなり、まだ腫れ上がっている話をすると、温めて圧迫するように言われました。当たると痛いのでリストバンドをしていたのだけど、それでどうやら圧迫も兼ねてて、このまま続けてて良いみたいです。

ワクチンについて、ナースに聞いてみました。日本に一時帰国する前にインフルエンザワクチンだけは打っておきたいのですが、ついでにコロナのも。（コロナは今流行りの型にどこまで発症・重篤度を下げる効果があるのか分からないのと、1年前にBivalent（2価？）ワクチン打つ数日前に罹ってるので自分の中ではBivalentワクチンの型より最近のに近いもので自然免疫があるはず・・・と思っているので悩み中。実際は抗体価測らないとコロナに対する免疫が残っているのかわからないのですが・・・。）ワクチンは、来週以降なら打っていいよーとのことでした。日本に帰るのに３週間弱あるので、来週打てばちょうど２週間前には打てることになるので、体調をみつつ、打ちに行こうと思います。

今回でひとまず抗がん剤治療は終了になりますが、腫瘍内科医とナースのポジティブさにはいつも救われました。腫瘍内科医の先生は、キレモノ、なのはもちろん、いつも、質問が無くなるまで焦らすことなくちゃんと聞いてくれて、時にはマニアックな分子病理学的質問にも「そういうチャレンジングな質問好きだよー」とか言いつつ、自分の知識の範囲で答えてくれたり、意見をシェアしてくれたり、外科の範疇に入る一般的な膀胱がん手術の質問に対しても、（手術の術式（開腹･ロボティクス）・尿路変更術毎の症例数・合併症など）外科医との議論で知っている既知のことはシェアしてくれたり（外科医の先生のコミュ力が低いのでかなり補うことができて助かった）、一般的な情報源をピンポイントで教えてくれたり、なかなか自分1人で調べるととてつもなく時間がかかることでも一瞬で解決してくれたのは本当にありがたかったです。ハワイに行く予定があるんだけどと抗がん剤治療前に伝えた時も「なかなかハワイに抗がん剤治療の合間に行く人なんていないよー」なんて言いながら、「（医療機関が無い）クルーズ船よりは全然いい」と瞬時に立て直し、ちゃんと旅先のERある場所調べておいてね、とか、帽子かぶってね、とか、患者の無茶振りをどうしたらなんとか実現できるかを考えてくださって感謝しかありません。来月の日本一時帰国予定については、抗がん剤投与終了後３週間経っているので、こちらについてはあまり心配してなくて安堵している様子。「帰る頃にはエネルギーレベルは復活しているはずだから、大丈夫だよー」と励ましてくれました。

さて、医師とナースの診察・面談を終えて、最後にゲムシタビンをさっさと投与して、はい、終了、となるかと思いきや、思ったより長くかかってしまいました。

いつものようにデキサメサゾン→ゲムシタビン、途中で血管痛でホットパックを追加で注文・・・というところまでは想定内。何とか終わって本日初めて追加のマグネシウムの30分投与・・・腕の筋肉が硬直して関節痛のような痛み。ただでさえゲムシタビンの痛みに30分耐えてたのに、マグネシウムも痛い・・・とりあえず早く終われーと耐えてもう少しで終わりそう、というところで、な、な、なんと、今度は急激な吐き気😱 ナースコール連打。ナースが専用ビニール袋（とてもよくできていて感動）、ティッシュ、水を用意してくれて、このまま最後まで持ち堪えられるか、との淡い期待も虚しく遠慮なく使わせてもらうハメに。（腫瘍内科医にはいつも「吐き気がコントロールできていないのはチームの落ち度。ちゃんとするから大丈夫。吐き気するときは遠慮なく言ってーと言われていて、まさかサイクル2週目のシスプラチン（＝副作用大きめ）投与しない週にインフュージョン中に戻すとは思わず自分ながらショック）そこから、このままでは患者を家に返せぬということで、追加の吐き気どめ（GABA A阻害剤0.5mg静注）を薬局にナースが腫瘍内科医経由で注文、無事投与してもらって家路に着くことができたのでした。原因は、吐き気がある中でゲムシタビンを投与したからというのもあるかもしれませんが、急激な血中マグネシウム濃度上昇がやっぱり関与してたと思います。一応副作用にもあるし。なんだかんだ最終日に一騒ぎありましたが、そんな吐き気もそんなには長引かずに終わってちょっと安心しました。おうちに帰ってきて、夕食にテイクアウトしたフォーをがっつり食べられるくらいに体調も良くなりましたが、やっぱり乗り物酔い感・つわり感はあったので早寝しました。

予定していた抗がん剤サイクルが終わり、ほっとしています。手術まで、趣味など気晴らしをしつつ、生活を楽しみたいと思います。

GC 4th サイクル Day 8 （ゲムシタビン）