保険金をちゃんと受け取りましょう
2011/2/14 17:29 情報元 日本経済新聞 電子版
東京海上ホールディングス(8766)は14日発表した2010年4~12月期の連結決算で、傘下の東京海上日動の自動車保険の異常危険準備金(まとまった保険金支払いが生じた場合に備えた積立金)が10~12月期で枯渇したことを明らかにした。高速道路無料化やエコカー補助金などの政策効果で交通量が増加。事故による保険金の支払いが大きく増加したことが背景という。
高速道路無料化の悪影響が思わぬところで出たようです。
この記事を読むと一瞬、保険金払われないの!?
と勘違いしがちですが、保険会社は保険金の支払いのための準備をかなりしていますのでご安心を。
しかし、やはり保険を考える上では心配だと思いますので、少しお勉強しましょう。
保険金がちゃんと支払われるかどうか、3つの点をチェックしてください。
①保険金の支払い余力
ソルベンシーマージン比率とも言います。
簡単に言ってしまうと、保険会社として支払う責任のある金額に対して、
会社にどの程度余裕があるかという指標です。
先ほどの記事の異常危険準備金は東京海上の準備資産の中で2番目に大きな額で10419億円準備されているようです。
決算資料を詳しく見ていませんが、保険金の支払い(火災等含む)実績が8212億円と書いてあるので前述の金額が枯渇したわけではないようですが。。
ちなみに、この比率が一定数以下になると金融庁からの指導が入ります。
他社と見比べてどうこうという話しかできませんが、持っている資産のうち変動する資産の比率が高ければ見る時期によって評価が異なりますので注意が必要です。
②会社の格付け
会社の将来性(投資家にとって投資に値するか)を格付け会社から評価された指標です。
国内の生損保会社で格付けの悪い会社はほとんどありませんが、
一つの参考指標にはなると思います。
ただし、アメリカ最大の保険会社であるAIGがリーマンショック前に自社の格付けの高さを利用して無茶な経営をしていた事実を考えると、格付けはあまり信用できないかもしれません。
③対応する人のレベル
保険に関してお客さんは素人です。
保険金を受け取る経験は一生のうち数回もないでしょう。
ですので、実際に受け取るときには何をどうしていいかわからないはずです。
なので、とりあえずコールセンターか担当者に連絡します。
しかし、残念ながら(今は無いと信じたいですが)一昔前には意図的な不払いという問題も起きていました。
そこまでひどくは無いが、担当者やコールセンターの方のレベルはかなり差があるのです。
実際、運悪く知識不足または状況の聞き取り不足で本来もらえるはずだった保険金がもらえなかったというケースはよく聞かれます。
また、そもそも保険金がもらえないと思い込んで連絡すらしないケースもあるのです。
以上、小難しい話をしましたがポイントは
安心のための保険ですから、しっかりもらえることを確認してから
自分にあったものを選びましょう!