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一年の最後の日、この世界で体験した色々な出来事を振り返って
みると、一番思い出深く残っているのはハロウィンでした(=⌒▽⌒=)

この特別な日、刺激を求めてハロウィンを全力で楽しむ友達の家に
しばし立ち寄り、その帰りにハロウィン限定のスイーツやお菓子を
お土産に携え家路へと着きました。
部屋に入ると、ハロウィンの日のみ引っ張り出している例の壁紙の
シミが2年ぶりにざわざわと賑わっていました。
去年からこの日だけ部屋の四隅にお菓子をお供えするようになって
からというもの、シミはほとんど喋らず大人しくしていたので
今のこの状況が気になって仕方ありませんでした。
そこで壁のシミの方へ耳を傾けてみると、
『オイハラッタ!オカシトルワルモノ。オドロイテデテイッタ。』と
繰り返し呟いていました。
この話を聞いた直後、友達の家に向かう直後までうたた寝をして
しまい、急ぐあまり部屋に鍵をかけないで飛び出すように友達の家に
向かったのを思い出しましたσ(^_^;)
番犬ならぬ、番シミに感謝の気持ちを込めて、シミが嬉しい悲鳴や
歓声をあげる位のお菓子の詰め合わせを贈りたいと思いますp(^-^)q

そしてお供えとして決まったお菓子の詰め合わせがこれです!


これはハロウィンを全力で楽しむ友達の家にあったもので、
『欲しいならあげるよ、全部食べてね!』と即答でくれました。
早速家に持ち帰り、部屋に置くやいなやシミの反応する声を聞いて、
想像以上に個体としてシミが沢山いることを知りました。
まるでアーティストのライブの幕開けの瞬間の歓声を聞いてる感覚に
陥りました(ノ゚ο゚)ノ
翌日、ハロウィンが終わりお供え期間が終わった詰め合わせのお菓子
は近所の子供たちに配り、全部美味しく頂きました(ノ^^)八(^^ )ノ
お菓子のお供えに始まり、お菓子配りに終わる、そんなおかしな
おかしな一件でしたm(_ _ )mぺこり

おしまい
お裾分けを頂きありがとうございます§

今年のクリスマスは僕の部屋にゆかいな仲間たちが集い、パーティーを
開くことになりました。
買い出し担当の僕が料理に必要な材料やケーキを買いに出掛ける
準備をしていると、不意に玄関のチャイムが鳴りました。
扉を開けると、そこには同じ建物内に住んでいる○○さんが箱を手に持ち
笑顔で立っていました。
○○さんの話を要約すると、毎年クリスマスまでの一週間の間、予約販売は
しないをモットーにかかげていて、美味しすぎるケーキと街で大人気の
【サンタのメリークリスマス♪"ケーキ】をクリスマスのこの日に食べる為に
早朝から行列に並び、見事に2つ手に入れることが出来たそうなんです。
それを聞いた僕は『早起きして頑張った甲斐がありましたね。執念が実って
良かった。』と賛辞を送ると、○○さんから『自分一人で2つ食べようと思ってい
たんですけど、喜びを分かち合いたいと思ってお裾分けに来ました。』との
ことでした。僕は感謝の気持ちを最大限に込めてお礼の言葉を伝えました。

正午過ぎ、僕の部屋にゆかいな仲間たちが全員集まりました。
早速、僕とポールさんとケロルさんの知り合いのスノーマンさんとで飾り付けを
してる一方で、料理担当のこれまたケロルさんの知り合いのチョッパーくんが
ピザかまどとの熱き戦いを制して作った特製のピザとケロルさん特製の飲み物と
それを囲うようにお裾分けで頂いた【サンタのメリークリスマス♪"ケーキ】を置き、
全ての準備が整いました。
僕から軽い挨拶をし、アンコウのテンションが上がっているせいなのか、こちらに
送る視線と灯りが今日は妙に気になる所ですが、僕の提案で今回はこの
アンコウの提灯の灯りが次に消灯した瞬間にパーティーの幕開けとなる
乾杯をしようということに決めました。(現代のF1のスタートシグナル風に)

来年のクリスマスパーティーでも新たな仲間との繋がりが出来て、より楽しい
集いになることを願いながらこの話の幕を閉じます…。

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戦う前の準備運動を終えたのを見はからって博士が僕の正面に立ち、おもむろに
話し出しました。
『戦う前に相手の強さを推し量るのに必要な情報と、その情報に沿ってロボットの
動作を一通り見せますので、万全の状態で戦いに臨んでください。それと、私は
ロボットに関するアドバイスは出来ますが、実践の中で力を身に付ける為の
トレーニング方法は自分で考えてください。では、まず1号機のカンガルー型
ロボットは俊敏性に長けていて、キックボクシングのような組み手をします。
弱点としては動物と同じく後ずさりが出来ないことですね。次に2号機の熊型
ロボットは腕力や突進する力が強いです。弱点としては手足が短いことですね。
最後に3号機の恐竜型ロボットは力が強く、しっぽを振り回しての攻撃がやっかい
です。弱点としては足が遅く、腕が短く小さいことですね。説明は以上となります。
話は変わりますが、先程から君がずっと気にして見ている恐竜の頭頂部にある
【○○SHOP】と書かれた旗ですが、あれは引き渡し先のタグですので、
気にしないでください。』

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博士の情報をもとに3体のロボットと何度か手合わせしてみて効率のいい
トレーニング方法が浮かびました。
パンチ、キック、フットワークを使って力をぶつけ合い、全身をバランス良く
鍛えることが出来るカンガルー型ロボットと仕上げの修行をすることに
決めました。
熊型ロボットは突進を警戒して近距離で大振りな攻撃を避けては突く戦い
となり、恐竜型ロボットとは十分に距離を取り、隙を突く戦いとなります。
どちらのロボットも動きの面では問題無かったんですが、持ってる力が
かなり強かったので長期戦には向かないと思い断念しました。

約2週間に及んだ仕上げの修行を終え、研究所に通う最後となるこの日、
博士が別れの言葉をくれました。『最後まで心が折れずにやりとげたことに
とても感動しました。ここで手に入れたものが今後のあなたや誰かのお役に
立ってくれたら嬉しいです。充実した楽しい時間をありがとう。最後に、ここで
見て聞いて感じたものは大人になっても忘れないでください。
それではさようなら、あつしくん…。』

その翌日、大会まであと2日と迫ったこの日、仲間にもあの研究所にある
乗り物の楽しさを体感してもらいたかったので、僕と同様にげんたの言い付けを
押しのけれる仲のいい2人に声を掛けました。話に興味を示した2人と共に
研究所へ向かいました。
すると、昨日まであった研究所が跡形も無く消えていました。
残していったものなのか、以前から置かれていたものなのかはわかりませんが、
研究所の玄関の近くにあったベンチだけがたたずんでいました。
唖然としている僕に2人は『ほんとにこの場所にあったのか?ここじゃないんじゃ
ないのか?』と笑い混じりに疑問を投げ掛けてきました。
あの大きな研究所が一日で消えるように無くなるはずがないと納得出来ない
気持ちを抱えながら、来てくれた二人には『あの老人が予定より早くここを出発して
しまったんだな。せっかく来てくれたのにごめんな。』と謝罪し、その場を後にしました。

大会当日の正午。ついにこの日が来ました。会場である空き地には約30人の
参加者が集まりました。3種目ある大会は、べーゴマ→ビー玉→めんこの順に
行われます。どの種目も敗者復活戦の無い一発勝負のトーナメント形式で
行われます。対戦相手を決めるくじ引きは種目ごとに開始時に行います。

2種目が終了し、僕が唯一参加する3種目目のめんこ大会の順番がきました。
めんこ大会には全16人の参加者が集まりました。簡単なルールとして、
地面にお互いのめんこを5枚ずつ置き、相手のめんこを先に3枚ひっくり返した
方が勝ちとなります。ちなみに、この大会には勝負服の道衣を着て臨んでいます。

僕の初戦となる相手は年下の男の子でした。初戦ということもあって力んでしまい
ましたが、何とか3-2で勝ちました。その後もギリギリの戦いが続きましたが、
気が付いたら決勝戦までたどり着いていました。
決勝戦の相手は、べーゴマの種目で優勝したガキ大将ことげんたです。
げんたから『お前、見ない間に体もそうだが雰囲気が変わったな。』と一言
もらいました。胸を借りるつもりで挑みましたが、げんたから一枚奪取するのが
精一杯のかんぷなきまでの負けでした。

めんこ王になったげんたから『俺には、絶対に負けられない戦いがそこにはある
という覚悟がお前よりも強かった事と、絶対に欠かせない決め技がお前にはない。
先程の戦いぶりを見る限り、力に頼りきってる戦いぶりだった。
めんこは【心・技・体】が合わさって初めて大きな力が生まれるんだ。』
げんたに言われた通り、技を磨くことに重きを置かず、ある程度持っていれば
勝ちに繋がると軽く考えていました。

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大会を終え、今は無き研究所跡地へ報告をかねて訪れることにしました。
以前仲間と訪れた時は気付かなかったのですが、ポツンとたたずむ
ベンチの下に硬そうな箱が置いてありました。
箱を拾い上げると、表面に【あつしくんへ】と文字が書かれていました。
驚きを抑えつつ箱を開けると、中には修行中に博士と二人で撮った写真と
紙が1枚入っていました。紙にはこう書かれていました。

《よくこの箱を見つけましたね。手に取ってくれると信じて書き残している
訳ですが。めんこ大会での勝敗に左右された時、君の気持ちを動かしてくれる
ある有名な人の言葉を送ります…。【【人間は負けたら終わりなのではない。
辞めたら終わりなのだ…。 リチャード・M・ニクソンより】】
この言葉にもあるように、今回の大会に限らずもし負ける時がきても諦めず、
その次の大会に向けて気持ちを切り替えて頑張ってください! 博士より》

めんこ大会を通じて、げんたと博士から教えられて自分に欠けてたものを
知ることが出来たので、それらのカケラを少しずつ一つの形へと近付けて
【めんこ王】になる為、力の限り頑張ろうとこの日決意を固めました。

……決意を固めたあの日から2年後の第3回めんこ大会の決勝戦であつしは
げんたとの勝負に勝ち、初優勝を成し遂げ念願のめんこ王になりました。優勝
して手にしたげんた特製のチャンピオンベルトと賞状をタイムカプセル(博士が
くれた写真と手紙の入っていた硬い箱)に入れて、研究所跡地にたたずむ
ベンチの下に埋めました。
念の為、埋めた場所を地図にして残し、部屋で大事に保管しました。

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……第1回めんこ大会が行われたあの日から10年の月日が経ちました。
研究所跡地周辺が散歩コースの休憩所になってしまった上にあのベンチが
撤去されたので、埋めた場所に目印を書いた地図と小さなシャベルと記憶を
たずさえて目的地へと向かいました。
狙いを付けた場所を小さなシャベルでしばらく掘っていると、突然小さな
シャベルの先がコツンと何かに当たって音を立てました。
そこから素手で掘り進めると、見覚えのあるあの硬い箱が目に飛び込んで
きました。土を払い中を開けると、自分が強くなる切っ掛けに始まり、こんな
自分を支えてくれた繋がり(絆)の記憶がよみがえりました。

今では町内で行事の一つとして【べーゴマ、ビー玉、めんこ】の3種目の大会が
行われていて、僕も毎年とはいきませんがめんこ大会だけには参加させて
もらっています。ここ最近は10年前の気持ちや力を呼び起こしてくれる
【カンガルー、熊、恐竜】の絵柄の描かれためんこを使って、楽しみながら
対戦相手に立ち向かっています。

『めんこがくれた切っ掛けを忘れずに、次の世代にも伝えながらめんこを
楽しんでいきたいと思っています。これからも、いつまでも…。』

おしまい
寺での修行を終えた翌日、仕上げの修行場としてあの日からずっと気になって
いたあの場所へ向けて自転車を走らせました。
その選択肢が現れたのは、夏休みに入る丁度一週間前にさかのぼります…。

その日もいつものように下校途中に仲間と空き地で遊んでいると、そこへ白髪に
丸メガネを掛けた老人がゆっくりとこちらに向かって歩み寄ってきました。
その足音にガキ大将ことげんたがいち早く察知し、仲間を守る盾のように先頭に
立つと老人へ一言『何か用ですか?』ととっさに声を掛けて老人の足を止め
ました。
老人はその場で一呼吸置き、左右に目を配るとおもむろに話し始めました。
『突然すみません。私はこの近くで乗り物の研究をしている佐藤(以後→博士)と
言います。お店に引き渡すまでの今から約1ヶ月の間だけですが、子供向けの
乗り物で皆さんに楽しんでもらえたらと思い声を掛けた次第です。出来れば乗り
心地も聞かせてもらえたら有難いのですが。興味を持った方は是非遊びに来て
ください。』と丁寧な口調での誘いでした。
それに対しげんたは、『乗り物に興味を持つ者はここにはいないので結構です。』と
素っ気無い返事をしました。
それを聞いた博士は『乗らずとも目で楽しめるリモコンで遠隔操作するロボットの
アトラクションもありますよ。』と答えました。
こちらが反応に戸惑っていると博士は『ゆっくり考えてください。もし気が変わって
訪問される方がいた時の為に研究所の場所だけ言わせてください。場所はここ
から見える○○山を少し登った先にポツンと建っている、古城こと○○研究所です
。ではお待ちしています。』と言い残し一礼すると空き地から去っていきました。

げんたは去っていく博士の背中を最後まで見届けると、突然仲間を集めて
話を始めました。
『あの大人の言うことは今一つ信用できない。子供が運転出来る乗り物なんて
見たことも聞いたことも無い。ありもしないものでおびき寄せる罠かもしれない。
その可能性もあるから誰もあの研究所には近付くなよ!わかったな!!』
と呼び掛けました。
げんたが皆をあの山に近付けさせたくないのにはもう一つ理由がありました。
通ってる学校で代々語り継がれている噂話の1つに【山奥の廃墟】というのがある
んです。何でも夜な夜なその廃墟の周辺から何かの大きな叫び声がこだまする
そうなんです。気味が悪いので大人もあの山には滅多なことでは寄り付かない
とのことです。

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それらの後ずさる注意を全て押しのけて、10分ほど自転車を走らせ山を少し
登ると、見えてきた建物の看板から目的地である古城こと○○研究所であると
わかりました。
研究所は想像以上に大きく、玄関の前に立って呼び出しボタンを押すと、自宅に
付いているブザーとは違ってチャイムであることに一つ目の驚きをもらいました。
驚きが覚めやらぬ中、玄関のドアが開くと空き地で会った博士がラフな格好と
笑顔で出迎えるやいなや『一人でよく来たね。君は勇気のある男の子だね。
では早速、中を案内しよう。』と言われるまま建物の中へと足を踏み入れました。

最初に通された部屋には、出会ったあの日に空き地で博士が話していた子供向け
の乗り物が横並びで6台置かれていて、そのすぐそばには試乗運転する為の
道路が敷かれていました。
この光景を眺めていたら、博士が乗り物の乗り心地を知りたがっていたことを
ふと思い出し、数台の試乗運転に協力しました。
実際に乗り込んでから走り出してしばらく感じる緊張感を抜けたその先に広がる
爽快感が何とも言えない良い気分になりました。感想を伝えると博士はとても
嬉しい気持ちになったようで、乗り物に関する詳しい話を始めました。話が
途切れないので、うまくさえぎり目的であるリモコンで遠隔操作するロボットの
アトラクションの話を振りました。
その話を振ると、博士がさらに奥の部屋へと案内してくれました。
そこは体育館ほどのとても広い部屋になっていて、その中央には数体の置物が
布のようなものをかぶせて置いてありました。
博士は部屋に入ると、何も言わず置物にかぶせていた布のようなものを
はぎ取りました。
そこにはカンガルー、熊、怪獣の剥製のような銅像が置かれていました。
驚き過ぎて声も出ない自分をよそに『これらの置物は銅像や剥製ではなく、
ぬいぐるみのようなふわふわしたものでおおった動物型のロボットなのです。
このロボットは遠隔操作で動かすものなので、操縦者が二人いればロボット
同士で戦わせることも出来るんです。ただし乗り物として考えるならば、
ロボットの背中の中央部に作ったスペースに乗って操縦してる気分を楽しんで
もらえたらと思っています。』

話を聞いていて期待していた以上のものに出会えたことに喜びを隠せません
でした。この高ぶった感情にのせた勢いのまま博士へ『突然すみません。
僕は目的があって今日ここに来ました。自分の力を磨くにはこのロボットと
僕自身が戦うことで目標に近付けると確信しました。なのでどうかこれらの
ロボットと僕とが戦う許可をもらえませんか?お願いします!』とこん願する
僕に向かって博士は一息つき、こう答えました。
『何かに立ち向かいさらなる高みを目指して頑張る姿にとても感銘を受けました。
このロボットは大きいぬいぐるみみたいなものですから大怪我をすることは
無いと思うので許可しましょう。ただし、かすり傷程度する覚悟のある者で
なければ挑ませられませんよ。』と軽い笑みを浮かべた博士に対して、僕は
『覚悟は出来てます!』と高らかに宣言した。
その宣言を聞いた博士は『私がロボットを操縦していて、君の力量が足りないと
判断した場合、その場ですぐに戦いを中断するのでお忘れなく。』という条件の
もとに戦う許可を得た僕の仕上げとなる修行が今始まる…。
《後編・下へ続く》
お裾分けを頂きありがとうございます§

久々に用意したテーブルに置いてもらっていて尚嬉しかったので、
【アメリカンチェリー付きのシェイク】は自分が食そうと決めて手を
伸ばしたその刹那、どこからか声が聞こえてきました…。
『その者紅き衣をまといて白銀の野に降り立つべし。』
声のする方へ目を向けると、そこにはカエル界のパティシエこと
《ケロル》さんがいました。部屋に入ってすぐにテーブルへ目線が
いっていたので気付きませんでした。
なので、いつからそこにいたのか尋ねようとした第一声をさえぎって
ケロルさんはさらに話を続けました。
『君をビックリさせたくてポールさんには僕が先に中で待たせてもらっ
ていることを君に伝えないようにと協力を呼び掛けてたんだ。
久しぶりに訪ねてみると、丁度目線の先に美味しそうなシェイクに
目が止まったんだ。見てる最中に君が帰って来たという訳さ。』

偶然なのか必然なのかはわかりませんが、あのお裾分けは
ケロルさんの喉を潤す為に今日という日にあの場所へ導かれる
ように置かれたのかもしれないとその奇跡を信じて、今回は
【アメリカンチェリー付きのシェイク】をケロルさんに食してもらいました。
飲み終えると、『家に帰って自分で作ってみたくなるくらい美味しい
シェイクとさくらんぼだったよ!』と喜びつつレシピメモを書いていました。

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さかのぼること昭和30年代、舞台は東京のとある小さな町。
長きに渡って子供の間で賑わいを見せてる遊びと言えば、【ベーゴマ,ビー玉,
めんこ】を使った遊びです。
遊びと言っても勝負して取り合う、感情のぶつかり合いでもあります。
遊びの中で身に付く喜怒哀楽の感情のコントロールの基盤は成長過程でとても
大切な一部でした。

夏休みの初日、活発なガキ大将こと《げんた》が空き地で遊ぶ仲間たちへ
『ここに集まれ!』と大きい声で号令を掛けました。
そして、仲間を集めた場所の近くにある2段積みの土管の上に立ち、皆の顔を
見渡し一息つくとゆっくり話し始めました。
『今から1ヶ月後の夏休みの最終日の正午、この空き地で【めんこ,べーゴマ,
ビー玉】の3種目で敗者復活戦の無い一発勝負のトーナメント形式の大会を
開きたいと考えてるんだが、やらないか!?』という問い掛けでした。
突然の問い掛けに誰もが面を食らった表情を浮かべていましたが、数十秒後には
その表情は期待のこもった眼差しに変わり、賛同する歓声で溢れていました。
げんたはその光景に安堵した表情を見せ、さらに話を続けました。
『挑戦したい者は全3種目に参加して構わない。そして対戦相手はくじ引きで
振り分ける。
優勝者には俺特製のチャンピオンベルトと賞状を贈る。それぞれの種目の細かい
ルールについてはこのルール表を回覧板にして回すから後で読んでおいてくれ。
それじゃあ、夏休みの最終日の正午にこの場所で!解散!!』
げんたの掛け声と共に夕日に浮かぶ影達は空き地から家路へ散っていきました。

その翌日、《あつし》こと僕はめんこの種目だけに参加することを決めました。
『めんこの表面の温かみを感じる絵柄が好きで収集するようになったのですが、
勝負に弱い僕はめんこを失いたくない気持ちが先立って、ここ最近は牛乳ビンの
紙のふたをめんこの代用品にし、そのふたの各色に点数を決めて取り合う遊びに
逃げていました。
なので、大会への参加を切っ掛けにして、勝負に強い収集家になるんです!』
そんな自分の弱さの象徴である身心(精神と身体)を鍛えるべく、その日の昼過ぎ
に自宅から少し離れた知り合いの寺の門を叩き、少林寺拳法を体得する修行を
始めました。

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修行の初日、師範よりある言葉を頂きました。
『己を修め、己に克ち、人を生かして己も生きる』です。
『自分の為にも、人の為にもなる道を目指し、歩んでいかれよ!』という意味
だそうです。
寺での2週間に及んだ修行を終えて色んな型を覚え、ある程度に自分の形が
作れたので、次なる修行の地となる秘密の研究所へと向かうあつしであった…。
《後編へ続く》

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お裾分けを頂きありがとうございます§

今回のお裾分けは、長きに渡ってこの部屋担当の見張り番を
勤める上で、【従順な兵士であれ】をもっとうに掲げる兵士こと
ポールさんに食して頂こうと思います。
外国の衛兵だったこともあってか、自分が休憩の号令を掛け
ないと動かず話さずを貫く、オンとオフの使い分けに定評の
あるお人です。

ポールさんの背後に立ち、獲物へと送る甘くもあり苦くもある
視線が気になる所ですが、今回は譲り合いの精神が沸いて
出たのか、目で追った後すぐその場を離れて行きました。

ちなみに、【いちごポッキー】を食している時のポールさんの
子供に返ったような笑顔が印象的でした♯
夜のシャンゼリゼ通りに足を踏み入れると、耳にアコーディオンの郷愁漂う音色が
響き、目には空間が舞踏会に様変わりしたかのようなにぎわいが映りました。
響き渡る音楽に合わせて人間とおばけがへだたり無く唄い、踊っている。
年に一度の架け橋となるこの祭りの事は噂では耳にしていたが、目の当たりに
すると驚きが先行したが、好奇心が上塗りしたのですぐに溶け込むことが出来
ました。

しばし祭りを楽しんだ後、魔法使いを見掛けた人からの情報をもとに奥へと歩みを
進めていくと魔法使いが一人、静かにたたずんでいました。
早速、魔法使いに【トリックオアトリート】の意味を尋ねると、《ご馳走(お菓子など)を
くれないと悪戯するよ!》だと教わりました。
さらに、『いにしえより伝わるハロウィンの名残が骨董品屋で手に入れた部屋の
壁紙に憑依してしまっているものではないか』と仮説も立ててもらいました。

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お礼を言い、立ち去る自分の背中に向かって魔法使いが、『手土産がてらに面白い
ことを教えよう!』と投げ掛けてきました。
自分がうなずくと魔法使いは話を続けました。『私が作った魔方陣の中で『トリック
オアトリート』と唱え、顔がカボチャのおばけに変身出来た時、その近くに鎮座して
いる巨大おばけカボチャを見上げてみなさい』とニヤリ顔で言われたのが若干気に
なりましたが、怖いもの見たさの好奇心に押されたので挑戦することにしました。
三度目の挑戦でおばけカボチャへの変身に成功し、いざあの場所へ‥。
すると裸眼の時には見えなかった巨大おばけカボチャの頭から煙のようなモクモク
したアフロヘアーが飛び出すように急に現れたのでかなりの衝撃を受けました。
同じ種族になることであの姿が見える仕掛けにも驚かされましたが、それと同時に
魔法使いのニヤリ顔に沿うようなリアクションをしてしまった自分に悔し笑いが
込み上げました。

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その最中、背後から友人に声を掛けられたのでドキッとしつつ、見られてないことを
祈りつつ、変身願望を叶えてくれた魔法使いに感謝しつつ記念撮影。
↓(テーマ:夢を叫ぶ若者にエールを送る猫娘と魚人)↓
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帰り道の途中にあったお店でお供え用のお菓子を手に入れ、それを部屋の四方に
置きました。しばらくすると壁の黒い染みは消えなかったものの、そこから聞こえて
いた呟く声はピタリと止みました。
これからもハロウィンの日は、この壁紙を供養する日としようと思います。
お菓子と共にあらんことを‥‥‥。

おしまい

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お裾分けを頂きありがとうございます§

ハロウィンの日に二つのデザートとシャンパンぽいジュースとで
雰囲気を出してもらい、とても嬉しかったです§
来年はこれらの食事とお裾分けして頂いた人に失礼が無いように
テーブルを用意してお待ちしてます(;^_^A
甘党の自分にまた笑顔を分けてくださいm(_ _)m

ハロウィンという日がもたらした力なのか、壁の四方八方に浮かび
上がる染みのある下の方から喋っているような声が聞こえました。
それぞれの染みからは微かに発していたのですが、同じ言葉を
呟いていたので耳をすまして聞き取ることが出来たんです。
聞いてみると、『トリックオアトリート‥』と何度も同じ言葉を呟いて
いました。
聞いたことの無いこの謎の言葉の意味を知るべく、ここ最近夜の
シャンゼリゼ通りに現れると噂の物知りな魔法使いに話を聞きに
行くことにしました‥。《後編へ続く》

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お裾分けを頂きありがとうございます§

部屋の玄関のすぐ傍にくもの巣の模様が刻まれたキャンドルが置いてありました。

ブログ内で話題に上げた不可思議な壁の脅かす力への対抗策として、盛り塩とは
違う形式での清めの力がこもっていたのか定かではないですが、あれが置かれた
日からよどんだ空気が晴れるように、壁に浮かび上がった何かの笑みも和らいで
見えました(^_^)
キャンドルに刻まれた模様がくもの巣ネットのような役割をして、悪いものを全て
覆い被せて消し去ってくれたのだと結論付けてこの一件に幕を閉じます♯

おしまい