『はじめまして、ミキの母親です、ナオヤくんのお母さんですね?』
『あっ、ミキちゃんのお母さんですか?はじめまして』
お医者さんをしている事を母親に伝えてあったので、母親がお医者さんに質問するように私の事を話しはじめたようです。
『ご長女のセーラー服をミキに頂いたのは本当でしょうか?ミキは女子の服装を小さな時から好んでましたが、まさかセーラー服まで.........無理矢理にお母さんにミキがおねだりしたのでしゃうか?』
『いえ私がミキくんに差し上げましたよ、ミキくんは専門医の診断が必要ですが、性同一性障害だと思います』
『性同一性障害?どのような病気でしょうか?』
『診断は必要ですが、身体的な病気ではありません』
『性別違和とも言いますが、心と身体が生まれた時に割り当てられた性別と違っている状態が続く事なんですよ』
『ミキちゃんに確認したら、服装は女子の服装を小さな時から着たくて、お母さんも女子用の下着とかはミキちゃんに買って差し上げていたようですね?』
『女の子の友達と遊ぶ事が多く、可愛いのが好きなようですね?そして女子の服を着ても性的な興奮はしないとミキちゃんは言ってました』
『性的な興奮?ミキは、単に可愛い服が小さな時から好きなだけで、うるさく言うものですから下着だけは可愛いのを買ったりはしてましたが.......,』
私がナオヤのお母さんに一つだけ嘘をついたのが、女の子の服を着たとき、中学校に入ってからですが、オチンチンが硬くなり、そしてナオヤに促されてオナニーをしてしまい、一度経験した事で、必ず女子の服を着たらオナニーがしたくなるという事は恥ずかしくて伝えられていませんでした。』
女子の服を着て性的な興奮を伴うのは性同一性障害とは言わないので、私は性同一性障害ではないようです。
しかし医師であるナオヤのお母さんから、私の事を性同一性障害であり、性同一性障害の子供を持つ親の対応を詳しく聞いて母親はナオヤ家から帰って来ました。
『ミキちゃん、ゴメンなさい私は全く無知で知らなかったとはいえ、可哀想な事をしてきたのね?全く気がつかなくて、貴方は頭の中は女の子なのね?』
『将来女性として生きていきたいのね』
『ナオヤくんのお母さんにお聴きした病院に一度行きましょう?』
『ナオヤくんのお母さんのおっしゃるのには、今の時点では難しいけど、女性の身体になる事もお薬と手術で可能なんだって』
『お母さん応援するからミキちゃんのなりたい性になれるように応援します』
勘違いからくる思い込みっていう時ありますね。
ドンドン話が進んでしまいました。私も毎夜女性になった自分を想像してオナニーをしているので、母親の話の話に乗っかっていこうと考えました。
⭐️小説スタートのタイミングで、将来の自分が出てきたと思いますが、将来の自分から貴方は性同一性障害ではないと告げられています。
多くの性同一性障害なら方が心と身体の違和で苦しんでおられるのに、申し訳ありませんが、この小説は主人公が女性になる自分自身に強い想いを持つ『自己女性化愛好症』の人物を書く事にしてます。GID.MTFの方に失礼な場面など今後書いていく可能性もあり不快な方は今後の展開はお読みにならないようにお願いしお詫び致します。