伊勢神宮 内宮参拝。
毎年のことではあるが、やはり来てしまうのである。

人によっては、ただの習慣だと言うかもしれない。
けれど私は、習慣というものほど人を支えるものはないのではないか、と最近よく思う。

鳥居をくぐる。
玉砂利を踏む音が静かに響く。

ここへ来ると、自分の中の余計なものが少しずつ削ぎ落とされていく気がするのである。

もちろん、参拝したから成功する、などという単純な話ではない。
けれど、毎年こうして同じ場所へ足を運び、自分自身を整える。

その積み重ねが、結局は人生を少しずつ良い方向へ運んでいくのではないか。

私はそれを、“成幸の秘訣”と呼んでいる。

たぶん、人は願うだけでは駄目なのだ。
繰り返すこと。
続けること。

その地味な行為の中にしか、本当に大切なものは宿らないのかもしれない。