（by A-Hand Aya）
今日のおんりゅうさんとの
お話は〜♪
ささなお（以下さ）「ちっちゃい時から、
学校とかで、
『人の役に立つ人間になれ』
とか言われて育つからさ、心の中に
『人さまのお役に立ちたい』って
思う気持ちがある人、結構多いかと
思うんだけどな」
おんりゅう（以下お）「うむ・・・。
人さまの役に立ちたいというのは、
悪いことではない、とは思う。
しかしそれが、例えば、
『誰かの役に立ち、お礼を言われることで
自分を満たしたい』
ということになってしまったり、
『誰かの役に立つ自分でなければ
価値がない』など、あたかも
誰かを助けることでしか自分の人生が
完成しないような気持ちになっては
いかんな。
自分の人生が満たされるために、
自分が満足するために、
他者を利用しようとするようなものだ。
そもそも、『お役に立ちたい』とは
戦国時代に
『武功を挙げて、殿のお役に立ちたい！』
みたいなものではないか？
若干、時代劇風味というか・・・
足軽なのか？という感じがしないか。
いやむしろ『あしガール』なのか？
NHKのドラマか？
イケメンの若殿を求めておるのか？
憧れの殿のお役に立って
振り向いて欲しいのか？？」
さ 「テレビジャパンで録画溜めてるけど
まだ観てないじゃん！」
お 「早く観たいのだがな・・・まあ
仕方あるまい。
しかしあの主演の女の子、可愛いよな。
なおこの若い頃にちょっと似てるんじゃないか？」
さ 「そうかな・・・」
お 「ドラマと違って、おまえは鈍足だったがな。」
さ 「確かに・・・。それはそうだ。」
お 「まあいい。」
さ 「それ私のセリフでは？」
お 「とにかくだ。
『助けられることがあれば助けるよ〜』
くらいの軽い気持ちでいた方が
助けられる側も気楽だろう。
『あなたさまのお役に立ちたい』
なんて言われたら、思いが重すぎる。
『思いが重い』だ。ふふふ。
『役に立つ』ということにかける
思いが重くなりすぎると、
そのことへの執着も生まれるというもの。
『役に立つ』という言葉を適用するのは
道具くらいにおさめておいて、
人間に対してはあまり使わぬ方が
無難だろうな。
人は道具ではない。
神や仏と同じものを持つ、
尊くかけがえのない存在だ。
自分も誰かの道具になってはいけないし、
人のことも道具として扱ってはいけない。
お互いさま、『お互いに神さま仏さま』の
精神で、お互いに助け合うのだ、
というくらいに考えたら、
気楽に、軽やかに、助けの手を
差し伸べることができるだろうな。
そして、助けたことに対しても、
『お返しヨロシク！』みたいな気持ちが
湧いてこないし、
『褒めて褒めて！！』みたいな気持ちも
湧いてこないだろうな。
確かに、感謝されたら嬉しいのが
人情だろうが、それに味をしめて
『誰かに感謝してもらいたい』と
そのことに依存するようになっては
いけない。
そのことを覚えておくように」
さ 「そっか・・・『誰かに感謝してもらいたい』。
確かに、自分が気持ちよくなるために
人を使ってることになるね」
お 「さよう。
人を道具として使ってはいけない」
さ 「なるほど！お互いさまなら、
いつか立場が逆になるかもって
思うから、過剰に感謝されたい
気持ちってでてこないかもね」
お 「ま、これもまた、日々精進、という
ことだな」
さ 「人の道は深くて長いねぇ〜」
お 「ま、人は死ぬまで勉強、
死ぬまで未熟、だからな」
さ 「本当だねぇ〜」
ささなお＆おんりゅうコンビの２０１７年１１月〜１２月
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