北沢俊美防衛相は16日の参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関し、「(日米)交渉の主役は当然、岡田克也外相だ」と述べた。北沢氏は2日に平野博文官房長官と共にルース駐日米大使と会談したが、岡田氏が加わっていなかったことから、「岡田外し」との見方が出ており、岡田氏への配慮をにじませた形だ。

 自民党の山本一太参院議員が「岡田外相だけ出席していないのは、どう考えても不自然だ」と追及。

 これに対し、岡田氏は「ルース大使からどういう話をしたという連絡を受けている」と反発。北沢氏も「(昨年12月に)鳩山由紀夫首相と関係閣僚が5月までに決めると話した時に、『米側との交渉窓口は外相がする』と申し合わせた」と擁護した。【仙石恭】

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