今回もACATです。以前の記事読み直しましたが何も覚えておらず勉強し直しです。実生活で活用していかないと学んだことはどんどん忘れます。ACATはメチレーションへの影響が広範囲に及ぶため、まとめるのも大変ですね

 

ACATは腸の問題とも関連します。ACAT以外では以下の酵素も関連します

・AHCY

・SHMT

この辺、また勉強したら記事にしたいと思います

 

図はコレストロール低下による影響です。当時緑の本などで習った関係図はもっとややこしいのですがそこから抜粋です

①コレステロールを材料とする胆汁酸ですが、コレステロールの低下にともなって低下します。

 

②胆汁酸が減ると腸のpHが下がります。これの意味ですが、「胆汁酸」を含む「胆汁」は、アルカリ性です。胃から出てきた胃酸はそのままだとマズイので胆汁で中和しています。胆汁が減れば中和が足りなくなるので酸性に傾くことになると思います。結果、腸のpHが下がります。この辺は習ってないですが私なりの理解です

 

③腸pHが下がると酸性を好む悪性菌が増えます

 

④腸内環境の悪化で、腸内細菌が作るビタミンKが減ります

 

⑤ビタミンK低下によりグルタミン酸からGABAへ変換する酵素GADが低下します

 

⑥胆汁酸はそのままでは海面活性作用により体を傷つける可能性があり、通常タウリンやグリシンと結合(抱合)していますが、胆汁酸が減った結果、タウリンが余ることになり上昇します

 

尿アミノ酸検査でタウリンが高い場合はCBSの問題の可能性もありますが、結合する胆汁酸欠乏を表している可能性もあります

 

ビタミンKについては過去に記事にしていますが、すっかり忘れたのでもう一度書きます

・体内に貯蔵できない

・胎盤を通過しない

・カルシウム代謝、血液凝固、血糖調節に関与

・グルタミン酸を抑制し骨/歯に正しくカルシウムを運搬する

・VK2は組織内でのカルシウム蓄積防止

・胆汁不足で吸収低下

・膵臓に最も多い

・グルタミン酸をGABAへ変換する酵素の共同因子

・不足により神経炎症に繋がる

 

まとめると胆汁の減少がビタミンK欠乏やグルタミン酸蓄積を招く可能性があります

 

次回に続く