前回の記事の続きです。

●膵臓機能低下によるビタミンK欠乏について

 

ビタミンKの特徴です

・体内に貯蔵できない

・胎盤を通過しない

・カルシウム代謝、血液凝固、血糖調節に関与

・グルタミン酸を抑制し骨/歯に正しくカルシウムを運搬する

・胆汁不足で吸収低下

・膵臓に最も多い

・グルタミン酸をGABAへ変換する酵素の共同因子

・不足により神経炎症に繋がる

 

大事な栄養素ですね

プロトコルでは初めから摂取されるよう指示されます

 

●消化管ホルモン(コレシストキニン・セクレチン)について

セクレチンの働き

・胃酸の分泌抑制

・膵液の分泌促進

 

コレシストキニンの働き

・膵液の分泌促進

・胆嚢の収縮

 

膵臓機能低下によりコレシストキニン/セクレチンも減少しますし、膵液減少、胆汁酸減少、これら消化液の減少により脂溶性であるビタミンK減少に繋がります。

 

胆汁酸は栄養界隈で結構取り沙汰されますね。肝臓で作られる胆汁の主成分で脂肪を吸収しやすくします。胆嚢に貯蔵、コレシストキニンによって収縮、分泌します。

 

これらのことから膵臓は大事なのでサポートしていきたいところですが、プロトコルの膵臓用サプリでは動物の膵臓抽出物が入っています。中医学ていうところ同位同食というやつらしいです