今回の記事はMAO Aで神経伝達物質セロトニンの分解に関わる酵素になります

セロトニンは幸せホルモンといわれるやつですね。

 

MAO AのポイントR297Rで変異があるとダウンレギュレーションでセロトニン分解が低下します。セロトニン過剰な場合、気分変動や攻撃行動を起こす場合があります。セロトニン症候群というのもありますね。

 

変異があると、分解が低下しますが、低下したままではなく、溜まったセロトニンが一気に分解することがあり、それにより症状が顕著に出るようです。

 

なお母親はこのMAO Aが++ですが特に表立った症状はないようです。

 

MAO Bという酵素もありますが、そちらはドーパミン分解に関与します。AとBの共同因子としては銅があり、不足するとMAO活性が低下します。エイミープロトコルでは、超微量で銅をサポートするそうです。超微量というのはパッケージの成分表に表示されないぐらいの量です

 

セロトニンレベルの確認には、尿検体での神経伝達物質検査が有効で尿有機酸検査では不足なようです(セロトニンを測らない)。検査ではセロトニンだけでなく、5HIAAなども見ていきます。代謝経路は以下のようなものです

トリプトファン

5HTP(5ヒドロキシトリプトファン)

セロトニン

5HIAA(5ヒドロキシインドール酢酸)

5メトキシインドール酢酸

 

次回に続く