21/5/1タイトル修正

 

解毒や抗酸化で大事なグルタチオン。

CBS その1で細胞内システインが上がるとグルタチオン産生が下がり、タウリンが上がると書きました。

今回はそれの機序を取り上げます

上の図を見ただけでは、システインが増えればその下流で生成されるタウリンもグルタチオンも増えるように見えるので、グルタチオンを増やしたかったらシステインを食事やサプリで摂ればいいように考えちゃいますが

 

下図が機序になります

MTRR その2でも触れた酵素が出てきます。

①システインが減る

②グルタチオン代謝に関わるGCLという酵素の活動性が上がる

 

これによりグルタチオンが上がります。そしてシステインの下に見えるCDO酵素活性は抑制されタウリンが減ります

システインが上がった時は逆のことがおきます。またグルタミン酸量も上がるようです。

 

緑の本(遺伝子に話しかけなさい 自閉症は回復できる!)にはこう書かれています。

「肝細胞システインレベルはタウリン産生かグルタチオン産生かどうかの決定を行います」