日本マクドナルドHDは、
2008年の年間全店売上高
(直営店舗とフランチャイズ店舗の売上の合計)
が12月21日に5000億円を突破する見込みとなった

と発表。
国内外食企業で5000億円を達成したのは初めてです。




不況の中この成功について、
薄利多売のビジネス」だといっています。

マクドナルドが人気になったきっかけは、
210円だったハンバーガーを100円に値下げした1994年でした。


この思い切った値下げによって、
販売数が一挙に20倍も増えというのです。

ハンバーガーは、固定費率が高く、変動費率の低い商品なのです。

値下げをしても儲けを出すためには、2つの条件が同時に必要になります。

まず、「商品の変動比率が低い」こと。
そして、「値下げによって、販売数量が大幅に増加する」ことです。


実は、マクドナルドは全国展開の前に、
89年に仙台市で、20円引きの190円でトライアル値下げを行いました。
このときは、ほとんど販売数量は変わらなかったのです。


20円の値下げに対し、当時の消費者は見向きもしなかったのでした。
そこで、94年の場合では、
全国展開として思い切って110 円の値下げを実施しました。


100円という、半額以下の価格には、
消費者が敏感に反応し、販売数量が爆発的に増加。

この結果、1個当たりの営業利益が12.9円から
34.7円までなんと2.7倍に増加しました。


この仕組みこそ、売れば売るほど1個当たり固定費(固定費÷販売数量)が少なくなり、
利益が上がるマクドナルドの薄利多売ビジネスの秘密です。


1個当たりの販売価格がたとえ下がったとしても、
大量に売れればその分、利益が大幅に拡大することになります。


そのため、マクドナルドHDの
原田CEOは、徹底的に客数の増大にこだわるのです。
客数が増えれば「100円マック」に加えて、ほかの商品を一緒に買ってくれる機会増につながります。

原田CEOは、
10人から10円ずつもらうのではなく、
100人から1円ずつもらうのが、
うちのビジネスのあり方。


1円の価値と14億円のスケール感を、同じように実感することができて、はじめて経営しているといえるのです
と話しています。

簡単なようで、薄利多売のビジネスは難しい感じがします。
それでも、過去最高を記録し続けるマクドナルドのすごさを感じます。
今後のビジネス展開に注目が集まります。